何を今更って感じなんですけどね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー 今日はタイトルにもありますように、FOMC(連邦公開市場委員会)の声明・政策の内容が解禁時間より前に外部に漏れまくっていたというお話。
まぁFOMCについては、アメリカの金融政策について発表されるイベントとなっており、年8回ほど行われています。もはや説明不要のビッグイベントとなっており、当然中身によっては為替市場はもちろん、株式・債券市場も大きく動いていくことになるため、もし情報を事前にその内容を知ることができれば億万長者待ったなしなんですよね(`ω´)グフフ
そして実際に、発表前に内容を知ってトレードをしている疑いがあるという論文が、シンガポール・マネジメント大学の経済学部准教授からこの度発表されました。その論文によると、1990年代終盤から2013年半ばまでの期間の金融取引データなどを分析したところ、発表時刻の10~20分前に異常な値動きがあり、かつ政策内容に整合した注文が極端に多いとのことです。
うん、完全にお漏らしですね。まぁ知ってましたけどね・・・。もう雇用統計とか絶対漏れてるだろっていう事前の動きが、ほぼ毎回ありますもん・・・ヾ(・_・;)オモラシシテル…
セキュリティっていうか、そもそも伝達方法からしてガバガバですもんね。時代に即してないというかなんというか・・・。ちなみにFOMC声明の伝達方法については以下のような流れとなっています↓
■FOMC声明発表までの流れ
①発表30分前に、記者がロックアップ・ルームと呼ばれる部屋に集められる
②発表20分前に、その部屋に鍵が掛けられる
③鍵を掛けた後、声明文のコピーが配布される
④発表が解禁となるまでの間、記者死ぬ気で記事を書く
⑤解禁後その記事を発表
⑥ゆきママを含めた一般トレーダーが知る
ああ・・・記者になりたい(。´Д⊂)ママァァァァン!! こんなに記者になりたいと思ったのは初めてです!う~ん、でもこれはどうしたって漏洩は避けられないですよね。まぁ記事を書くための時間としてこういった機会を設けているわけですが、 昔ならばともかく電子機器の発展した現代では無理な仕組みのような気がします。
ちなみにFRB報道官はこの論文の発表を受けて、「継続的に発表方法について見直し、問題があれば必要に応じて対策をする」と述べています。なので、やはり発表方法についての見直しは避けられないでしょう。
そもそもFOMCの漏洩については去年も問題になっていましたからね。イエレン議長も今後は対策を迫られてきそうです↓
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というわけで、今日は情報漏洩問題について記事にしてみました。技術の進歩というのは素晴らしいことですが、それに伴って新たな問題が発生するというのも皮肉な話ですよね・・・(´・ω・`)
そしてここからはいつものように昨日今日のドル・円相場についてまとめていきます。昨日の海外市場は、1ドル=102.00~102.30円台での上下となりました。欧州市場では、東京市場の流れを引き継ぐ形で序盤から強めの値動きとなりましたが、米長期金利がわずかに低下したこともあってか伸び悩み高値圏での推移となりました。