昨夜は目立った材料もなく米国株・ドル円とも小幅な値動きとなりました。そして、今日の東京タイムでは日銀金融政策決定会合と黒田総裁の会見が予定されています。
お昼現在は会見待ちの状況で様子見ムードが広がっていますが、注目されるのは『追加緩和の有無』ですね。市場では「夏(7月ごろ)に追加緩和が実施されるのではないか?」との予想が大勢を占めていますから、今日は「現状維持」の見通しが広がっているようです。確かに、追加緩和への期待からの上昇があまりみられませんね。
それに、前回の黒田総裁の会見(4月7日・8日の会合)からそこまで日時が経過していなので、追加緩和はないというのは基本路線だと思っています。ただ、気になるのは消費税増税による落ち込みが想定より軽微のようなので「追加緩和自体がなくなるのでは?」との報道も出てきていますので、追加緩和については予想が難しくなってきました。
でも、追加緩和自体がなくなれば期待を裏切ることになり、期待から一転して失望売りに傾く危険もありそうなので、いずれは何らかのアクションはあるような気がしますけどね。
さて、東京タイムでは日銀の会合に注目が集まりますが、夜は重要イベントが目白押しとなります。
21:15 米・ADP民間雇用者数
21:30 米・四半期GDP(速報値)(前期比年率)
21:30 米・四半期個人消費(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期GDP価格指数(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期コアPCE(速報値)(前期比)
22:45 米・シカゴ購買部協会景気指数
03:00 米・FOMC政策金利発表
特に注目されるのは『GDP』と『FOMC(連邦公開市場委員会)』の動きです。
FOMCですが最近お約束の「100億ドル規模のテーパリング(緩和の縮小)」が基本路線となっているので、日銀の現状維持と同様にそこまで材料視されない可能性が高そうですね。イエレン議長もタカ派とも取れる発言が観測されたあとはハト派に調整していることから・・・
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