東京・台東区の宝飾店で、買い物をするふりをしてショーケースから出させたおよそ490万円のダイヤの指輪を盗んだとして、中国人の男2人が警視庁に逮捕されました。
このうち1人は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも中国人で台東区蔵前の劉検躍容疑者(45)と莫幇学容疑者(45)です。警視庁によりますと、2人は今月4日、台東区上野の宝飾店を訪れ、買い物をするふりをしておよそ490万円のダイヤの指輪1点をとったとして盗みの疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、劉容疑者が見張り役で莫容疑者が店内で「ダイヤ、ダイヤ」などと言って指輪数点をショーケースから出させたうえで「買うので包装してくれ」と店員に頼み、隙を見て指輪を盗んだということです。
防犯カメラの映像などから2人は2日前にも同じ店を訪れていたということで、警視庁は下見をしていたとみて調べるとともに、周辺の地域で同じような手口の窃盗事件が数件起きていることから、関連がないかどうか捜査しています。調べに対し、劉容疑者は「知りません」と容疑を否認し、莫容疑者は「2人でやりました」と容疑を認めているということです。