なんといっても今週は超モミ合い相場でしたね。ドル・円相場では、値幅も久々に1円未満となっており、かなりの膠着間がありました。そもそもの材料不足に加え、来週に大きなイベントが集中していることもあって、見極めたいという向きも重なったことが影響したように思います。
また、少ない材料の中で大きなポイントとなりそうだったオバマ大統領の訪日ですが、TPP交渉がまとまらなかったことの失望感も上値を重くして、膠着感を強める要因となりました。まぁTPPに関しては、現状を「合意」と表現しているメディアもありましたが、甘利大臣が「8分どころで大筋合意まで至っていない」としていますから、まだ合意とは言えないでしょう。
加えて、週の後半はウクライナ情勢が再び悪化し、リスク回避の雰囲気も強まって下押しされ、さらに上値を阻むことになってしまいましたね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
ただ、アメリカの経済指標については、いずれも予想をやや上回るような強めの結果が目立っており、そういった意味では下支えというか、押し目買いの動きも散見されたように思います((φ(・д・。)フムフム…
てなわけで、全体的には値動きに乏しく方向感のない展開でしたが、週の後半はややリスクオフ(回避)ムードが強まって・・・といった流れでした。
では、来週はというと日本はGW週となりますが、世界的に見ればイベントラッシュの1週間となります!FOMCや日銀・金融政策発表、さらには雇用統計の控えており、忙しい1週間となりそうです。果たしてここまでモミ合いの続く相場にトレンドが出てくるかどうか・・・いずれの材料も注目です(*`・ω・)ゞビシッ!
今週の総括:値幅1円未満の完全な膠着相場
21日の東京市場は、1ドル=102.40~102.70円台での値動き。序盤から比較的強めの動きで、(日)3月貿易収支が予想を上回る赤字幅となったことで円安要因に。また、円安の動きをを受けて株も買いが先行したものの、午後からは急速に上げ幅を圧縮し、その流れからドル・円も値を下げて、結局は行って来いの動きとなり方向感のない展開だった。
海外市場は、1ドル=102.50~102.60円台での小動き。欧州市場では、ドイツやイギリス、フランスといった主要各国がイースターマンデーで休場ヾ(´○` )お♪( ´▽`)や♪(´ε` )す♪( ´θ`)ノみ♪ となっており、参加者も少なく閑散とした状態で値動きは特になし。
NY市場でも、休暇中の市場参加者が多いためか閑散としており、狭いレンジでのモミ合いが続いた。株価や米長期金利の動きに合わせてやや強めの動きを見せる場面もあったが、値動きには限定的。