エコノミストは比較的長期スパンで経済を論じる。しかしトレーダー特にデイトレは今日1日を考える。1年後の世界の予測と1日の予測では自ずと結果は往々にして違ってくる。トレンドやサイクルを投資の基本と据えるならば、デイトレはノイズトレーダーとみなされてしまうことが多いが、トレーダーたるもの確実に売買が執行しなければ相場に参加する意味がない。方向性に関してエコノミストは当たっているように思えても、あるいは外れているように思えても、実際にその値段で売買がなされていなければ、利益も損失も発生しない。今日と昨日の相場の違いをエコノミストは議論しないが、トレーダーはそこが重要とみる。日中のトレンドとサイクルを的確にとらえること。さあ寄り付きだ！
