ゆきママさんのブログ
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ECBは予想通りの現状維持だが、ドラギの威光でユーロ安
さすがはマリオ・ドラギ・・・やはり侮ってはいけませんでした。最近は陰りも見えるのかな~なんて思っていましたが、ユーロ・円は大きく値を下げる結果となっていますΣ(`д`ノ)ノ ヌオォ!!
まず、20:45に(欧)ECB・金融政策発表がありました。これについては事前の予想通り現状維持の据え置き判断となり、追加緩和を期待していた反動から、この時間帯はややユーロ高に傾きました。
その後、21:30からの(欧)ドラギECB総裁記者会見では、前後は上下に動いたものの、その後はジリジリと値を下げて結局は1円以上も下落させることに成功しました。見事、ドラギにしてやられたといったところなのかもしれません。ちなみにドラギ総裁の発言は以下のとおり↓
■21:30(欧)ドラギECB総裁記者会見(要旨)
・これまでの判断通り景気は緩やかな回復が進んでいる
・動向を注視し利用可能なすべての手段を検討する
・極めて緩和的な金融政策を維持するともに必要なら迅速に行動する
・政策金利の現行水準以下を長期間維持すると強く表明する
・QE(量的緩和)や利下げについて真剣に協議した
・マイナス金利については議論の中で関心が高かった
・不胎化を中心的に議論、LTROについても若干協議した
・デフレだけではなく低インフレの長期化対応でもQEを検討する
量的緩和(QE)に関する言及は大きな材料かもしれませんが、そこまで下げるほどかというと個人的にはかなり疑問なんですけどね・・・(´Д`υ)))ポリポリ なーんでドラちゃんが言うと値が下がるんでしょうか・・・。やっぱり不思議というか、これがドラギの威光かと妙に納得させられる面もあるにはあるんですが・・・。
てなわけで、現状維持の据え置き判断という決定はどこ吹く風といった感じで、ドラギの口先に相場は踊らされてあれよあれよと値を下げていく展開となりました。
まぁ緩和的なメッセージを発信し続けていますが、具体性はほとんどないような・・・。う~ん、盛り上げ方なんでしょうかね。序盤はどうでもいい話をしつつ、後半にまさかの展開に持っていくというか、流れとしては最初はどうでもいい話からはじめ、徐々に濃い話に移行し、QE(量的緩和)やマイナス金利といったややサプライズ的な雰囲気のある話へ・・・。
大体こんな感じですが、伝わりにくかったらごめんなさい(;´∀`) この辺はリアルタイムで話の流れを見てないとなかなか難しいものがあるかもしれませんね。
とにもかくにも結論としては、量的緩和の示唆という新情報はありましたし、それらを含めた極めてハト派的なメッセージを打ち出すことで、相場をユーロ安に傾けることに成功しました。
なんか無性に悔しくなりますねo("へ")oクゥー! なんか手のひらで踊らされているような感じが・・・。くっ次は負けません!(何に・・・)
そしてドル・円の方はというと、1ドル=103.80~104.10円台での上下となっています。新規失業保険申請件数も3月ISM非製造業総合景況指数も予想よりは良くない結果となりましたが、少なくともほぼ予想と同程度だったこともあってか、それほどの値動きはなし。というか、やはり何だかんだ強気の相場が続いています。
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