流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが発表した今年2月期の連結営業利益は、1年前に比べて、およそ15%増え、国内の小売業で初めて3000億円を突破しました。
セブン&アイ・ホールディングスが発表した今年2月期の連結決算によりますと、まず、営業利益は3396億円と前の期に比べて14.9%増え、3期連続で過去最高を更新しました。3000億円を突破するのは国内の小売業で初めてです。また、純利益は1756億円で、前の年より27.3%増加し、こちらも過去最高を更新しています。
プライベートブランド商品の売り上げが好調で、コンビニ事業の業績が伸びたことなどが主な要因です。
今期の予想について、村田紀敏社長は「消費税増税に合わせて、社会保険など国民負担の増加が問題」とした上で、「デフレを払拭するのも小売の役割。付加価値高めた商品開発を、これからの中心にしていきたい」と述べました。