PEGレシオ(Price Earnings Growth Ratio)は株価の割安度を表す指標で
PERに企業の成長性を加味した割安度を表します。
http://www.world401.com/koudo/peg_ratio.html
因みに成長性とはEPSの拡大を意味しており
EPSに着目するという点ではウォーレン・バフェットの投資戦略と重なります。
ところで国内の新興企業は一般的に企業規模が小さいこともあり
技術力や製品力などに競合他社を上回る強みがあったり、オンリーワン企業である場合
将来利益が倍々ペース、もしくは一気に数倍跳ね上がる可能性を秘めています。
ですから現状でPER100倍の企業がPER5倍の企業よりさらに買われても不思議はないのですが
幾ら成長性が期待出来るとはいえ、PER50倍や100倍が妥当かどうかは分かりません。
無論人気の高い銘柄ほど株価がオーバーシュートし易いので
PER100倍、200倍という銘柄も少なくありませんが
高PERに違和感を覚えなくなると、とんでもない高値掴みをする可能性があるので要注意です。
そこで、こうした銘柄を売買する際の判断基準としてPEGが有効になると思うのですが
残念ながらPEGを表記しているサイトが国内にはありません。
*米国のヤフーファイナンスには表記されています
ヤフーファイナンス→http://finance.yahoo.com/
PEG例→http://screen.finance.yahoo.com/b?vw=5&b=1&s=nm&im=%5EDJI&db=stocks
そこで正確性にはやや欠けるかも知れませんが、以下の計算式で求めた数値が代用されています。
PEGレシオ= 今期PER
(今期経常増益率+来期経常増益率)×0.5
因みにPEGレシオは1~2が平均的、1以下が割安とされており
参考までに国内割安度トップ10をご紹介して置きます。
1位:7732トプコン 2位:6086シンプロメンテ 3位:2362夢真H.D
4位:6908イリソ電子工業 5位:3810サイバーステップ 6位:3179シュッピン
7位:2445エスアールジータカミヤ 8位:2181テンプH.D
9位:4745東京個別指導学院 10位:3831パイプドビッツ (情報元:東洋経済社)
この中にPEGレシオとは関係無く
自分自身の分析で買いと判断した銘柄が4社あるのには少々驚いています。
夢真(損切り)とサイバーステップ(利確)は先日一旦手仕舞った銘柄
パイプドビッツは昨年の参院選前にホールドしていた銘柄
トプコンは監視銘柄でpicks買い予想中の銘柄
という訳で、自分の分析も案外捨てたもんじゃない?などと悦に入っていますが
トレードの成績は別問題なので余り大きなことは言えません(^_^;)