昨夜は好悪入り混じった結果の指標で変動する場面がみられましたが、ウクライナ情勢の緊張緩和から全般的には株高&ドル買いの展開になったようです。
住民投票を実施したウクライナに対してアメリカのオバマ大統領が制裁を発動したのですが、その制裁内容が想定内(そこまで厳しいものではない)だったことや、住民投票によるウクライナ内部でのロシア派と欧米派の衝突と言った最悪の事態が回避されているから緊張が緩和し、米国株は前日比+181ドルと反発して取引を終えています。
★米・NY連銀製造業景気指数
予想:6.5 結果:5.61
★米・鉱工業生産(前月比)
予想:0.2% 結果:0.6%
★米・設備稼働率
予想:78.6% 結果:78.8%
東京タイムですが、米国株の上昇を受けて200円超の反発を見せるなど株高で推移していますが、プーチン大統領がクリミアを独立国家として認める報道がネガティブ要因となり、今朝のドル円はドル売り優勢と言った感じです。ただ、日経平均は前日比プラス水準で推移していることから下値も堅いと思います。
そして今夜の展望ですが、アメリカの指標発表前に予定されているプーチン大統領の議会演説(20時頃)に注目が集まりそうです。既に独立国家として認める動きをしていることと、制裁が発動されていることから材料が出尽くした感じは否めないのですが、この演説次第では欧米諸国からの追加制裁を誘発する可能性も高く、そうなれば緊張を嫌気した株安&ドル売りが想定されます。逆に欧米を刺激する内容にならなければ注目がアメリカの指標に移ることから結果次第では上昇も見込めそうですがこちらは楽観論のような気がしますね。
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