クリミヤ自治区の住民投票が無事終了し、
住民の83%程度の投票率で、93%以上がロシア編入に賛成した。
米国と欧州(EU)各国は「承認しない」と声明を出した。(日本も含む)
ロシアは「クリミヤ住民の民意を尊重する」とのことです。
承認しない最大の理由は、ウクライナ国家の憲法違反であることと、ロシア軍占拠下における投票は無効であるとの事。
ロシアの言い分は、そもそもヤヌコビッチ前大統領を追放した反政府軍は、正当な政権ではないので、憲法に違反しない。又、ロシア軍が駐在しているのは、暫定政権では治安維持が担保出来ず、ロシア系住民の生命を守れない為との事です。
日本市場では、紆余曲折ありながら、日経平均 -3.5%、14,277円で様子眺めでした。
中央アジアはプラスで引け、ヨーロッパでもプラス圏で引けそうです。
日本市場が分岐点で上昇転換相場に入ったのではないか、
そして、ウクライナ危機終局のめどが見えてきたのではないかと思う。
たぶんこういう事でしょう。以下推測、夢想。
明日、プーチンは記者会見を開くそうです。
「ウクライナのロシア系住民はロシアが責任を持って守るので安心しなさい。」
「クリミア住民の大多数がロシア編入を希望されていることに感謝します。」
「しかし、現在ロシアの国境線を変更するつもりはない。」
「国際社会では、一方的に国境線を変更する行為は侵略とみなされ、決して許されない。」
「ただし、クリミヤ独立を目指すのであれば大いに協力したいと思う。」
「独立国家通しの統合会合はやぶさかではない。」
と、ここまで踏み込むかどうか分からないが、結論は、ロシア編入は当分ないでしょうとの考え。
本当のところ、ロシアも経済状況はクリミヤを受け入れるほど裕福ではない。
試算では、年金や公務員給与などをひっくるめて、年間1000億円程度かかるようで、負担が大きすぎる。
クリミヤの編入希望者とロシア内の編入容認者たちを、どのようになだめるかが、プーチンの腕の見せ所だろう。
明日の日本市場は、反発しそうです。
本日引け際に、(6324)ハーモニック・ドライブ・システムズ 3,330円で買ってみた。
-9.68%だったので全戻しを期待します。