オリックスが米保険大手ハートフォードの日本法人「ハートフォード生命保険」(東京)を買収する方針を固めたことが15日、分かった。買収額は900億円程度で調整しており、4月中に最終合意して6月の買収完了を目指している。
オリックスは買収後、傘下のオリックス生命保険と合併させることも視野に入れている。ハートフォードは日本市場から撤退する見込みだ。
外資系生保は、2008年のリーマン・ショック以降、経営環境が悪化した日本市場から撤退したり事業を縮小したりする動きが相次いでいる。
ハートフォード生命は00年に日本で営業を始めた。