ウクライナ情勢の緊迫化により、金融市場はリスクオフの様相が強まっている。リスクの高い資産から、比較的安全な資産へと資金が移動している。ウクライナ情勢の先行き不透明感に加え中国経済の先行き懸念から、欧米株が売られる一方でドル建ての金は買われた。中国とウクライナをめぐっては、問題の長期化の恐れもあり、当面は金相場の下支えとなりそうである。さらに、16日に行われるウクライナ南部クリミアの住民投票をにらみ、欧米諸国とロシアの緊張激化への懸念が一気にひろがっている。住民投票後のロシアの対応次第では、ドル建て金の価格水準は一段と切り上げる可能性がある。
本日夜間取引時間は、2月の米卸売物価(21:30)、3月の米ミシガン大消費者景況感指数(22:55)などが予定されている。ファンダメンタルより地政学的リスク優先の取引展開と思われる。
夜間取引レンジ 4,466円~4,521円
中川
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