今夜は指標も大切ですが「公聴会」を忘れていませんか?

二児のママ YUIさん
二児のママ YUIさん

昨夜は主要7か国(G7)にて、ロシアに対してクリミア半島への介入を停止し、クリミア自治共和国で予定される住民投票への支持をやめるよう要請する共同声明を発表したことが緊張緩和となり、ドル買いに傾斜する場面も見られたのですが、不透明な情勢に変わりがないことから米国株は前日比-11ドルで取引を終えています。

また、昨夜22時半頃に発生した「マンハッタン中部にある集合ビル爆発」のニュースが伝わると、瞬間的にドル円が下落する場面がみられました。ただ、テロの可能性は低くガス漏れによる爆発が原因との報道も合わせて伝わったことから値は戻しています。それにしても最初にこのニュースが伝わったときは全米のみならず、多くの人が「テロでは?」と息を飲んだのではないかと思います。

引き合いに出すのは不謹慎かもしれないですが、かつて言われた「有事のドル買い」と言う言葉が「有事の円買い」と置き換えられるようになった投資家の心理状況が今回の爆発事故から推測することができます。

さて、そんなニューヨークタイムから東京市場にバトンが渡ったのですが、今日の東京市場はさえない中国指標もあって、日経平均は前日比-14円の14,815円、ドル円は102.6円付近で取引を終えています。

★中国・2月鉱工業生産(前年比)
 予想:9.5% 結果:8.6%
★中国・2月小売売上高(前年比)
 予想:13.5% 結果:11.8%

昨日書いた銅先物価格の一方的な下落は落ち着きましたが、デフォルトに続きネガティブな結果となったことから中国経済に対する不安は払しょくできず株価下落の要因となっています。

さて、気を取り直して今夜ですが、注目のイベントが続きます。

21:30 米・小売売上高(前月比)
21:30 米・小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米・輸入物価指数(前月比・前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)

まず、日本ではまだまだ寒い日が続いているのでピンときませんが、アメリカでは3月9日(日)からサマータイムが始まっていますので、指標の発表時間は21:30ですので間違えないで下さいね。ちなみにサマータイムは11月2日(日)まで続きます! 

指標はどれも注目度の高いものですので、ウクライナ情勢も気になりますが、結果に素直に反応してくると思います。

そして、もう一つ注目しておきたいのが『FRB指名候補者承認公聴会(23時)』です。特に米連邦準備理事会(FRB)の副議長に指名されているフィッシャー氏は・・・


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