昨日注目された日銀の金融政策決定会合は大方の予想通り「現状維持」となりました。その後の黒田総裁の会見も新鮮味に欠ける内容だったこともあり、追加緩和に期待していた分、株安&円高に振れました。ただ、思っていた以上に影響は限定的だったと思います。
しかし、東京タイムこそ小幅な値動きだったのですが、欧州・ニューヨークタイムとウクライナ情勢の緊迫や中国の景気減速が懸念されドル売り優勢の展開となり、103.3円付近で取引されていたドル円は102.9円付近まで下落、米国株も前日比-67ドルで取引を終えています。
そして、今日の東京市場はこの不安感を払しょくするほどの材料はなく、日経平均・ドル円とも下落し日経平均の終値は前日比-393円の14,830円、ドル円は102.9円となっています。
さて、中国ではさえない貿易収支の結果に加え、初のデフォルトから不安が拡大しています。特に、中国が全世界の約4割の消費量を占める銅相場の急落が続き、今日(12日)午前では値幅制限いっぱいの5%まで下落が進んでいます。これは、資金調達から銅を投げ売りするのではないかとの観測からなのですが、「今回のデフォルトは序奏にすぎない」との意見が声高に叫ばれるようになってきましたので今後の悩みのタネになりそうです。
中国の資金調達手段として銅や鉄鉱石が好まれて使われているため、この銅相場の行方は中国の経済状況を知る上で比較的重要なものとなってくると思います。
さて、今夜の展望ですが・・・
続きはYUIのブログで♪