中国の太陽光発電パネル企業、上海超日太陽能科技(上海市)が、7日に予定していた社債の利払いを実行できなかったことが8日、分かった。ダウ・ジョーンズ通信などが報じた。中国の公募社債市場でのデフォルト(債務不履行)は初めて。
中国政府は金融市場の混乱回避のため業績悪化した企業を救済することが多かったが、立て直し困難な企業は救済しない方針に転じたとみられる。経営難の企業の資金調達が厳しくなり、中国経済の先行きへの不安が広がる可能性がある。
中国の太陽光パネル業界は、生産過剰と価格下落により厳しい経営環境が続いている。超日太陽も経営が悪化していた。