(左) 千利休屋敷跡
(中央) 映画「利休にたずねよ」で使用された茶室「待庵」
(右) 南宗寺 国指定の名勝「枯山水の庭」
昨日、(公社)堺観光コンベンション協会が主催する、
「千利休のふるさと堺を訪ねて」に参加しました
JR堺駅集合後、一番最初に紹介されたのは窓が上のほうにある、塔のような建物。
これは、大阪刑務所で全国二位(一位は府中)の規模で、西日本最大級の刑務所。
ガイドさんによれば、ここに入るのも出るのも難しいとのことでした
一種タブーとされるものにも笑い話にもっていくところは、大阪らしいなと思いました
堺市民の名誉ため(?)に付け加えると、今回一番印象に残ったのは、
道路脇などにある、ちょっとした花などの植え込みスペースにあるメッセージ
私の近所では、「犬にフンをさせないで」が多いのですが(汗)、
確か「『愛犬』を入れないで」とのメッセージは何度見かけても気持ちを明るくするものでした。
やはり、フン(すみません)より愛犬を繰り返される方が断然いい。
写真を撮らずにいたのが、残念です
堺市は市民税が高いとの噂もあるみたいですし、
阪堺電気軌道(阪堺線)の存続に10年で50億の支援を行っているそうなので、
財政的な余裕が心の余裕を生むものなのでしょうか
武野紹鴎屋敷跡といい、与謝野晶子の生家跡といい、
現地を訪れて、ガッカリすることもありました
堺は先の戦争を含め、多くの文化遺産を焼失しているのだそうです
利休が侘び茶の大成者として、名を馳せることができたのは、
当時南蛮貿易の拠点として繁栄した堺の風土が強く影響を与えている、
と言われているそうです
なんか、タイトルと全然違う話になってしまったなあ~。
まあ、いつものことですが
【コース】
堺市駅 → 堺市役所展望ロビー → 開口神社 → 千利休屋敷跡 → 宿院頓宮 →
武野紹鴎屋敷跡 → 今井屋敷跡 → 妙法寺 → 南宗寺 → 仁徳天皇陵古墳 → 百舌鳥駅
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千利休 (1522-1591)
茶道三千家(表千家・裏千家・武者小路家)の始祖。
和泉国・堺の裕福な町衆である魚屋に生まれる。
幼少の頃より茶の湯に親しみ、17歳で北向道陳、
19歳で茶と禅を結びつけた武野紹鴎に師事。
織田信長が堺を直轄地とした時は茶頭として雇われ、
本能寺の変後は豊臣秀吉に仕える。
1591年(天正19年)秀吉の逆鱗に触れ、聚楽屋敷内で切腹を命じられる。
最期の茶会は自ら削った茶杓を使用、銘は「泪(なみだ)」。
南宗寺
臨済宗大徳寺派。
三好長慶が父の霊を弔うために建立。
千利休や武野紹鴎の供養塔、徳川家康の「墓」がある。
古田織部好みと言われている「枯山水の庭」や狩野信政筆の「八方睨みの龍」も有名。