天下りとか、いじめとか、そんなものが悪い事はみんなわかってる。
でもそれがいつまでたってもなくならないのは、みんな、多かれ少なかれ、自分たちの現場でそういう現場を目のあたりにしても、損得勘定やわずらわしさで見て見ぬふりをしているからだ。
ある学校で陰湿ないじめがあって、誰かが命を絶ちました。それで、いじめは根絶しないといけないと叫ぶのは簡単だが、それが自分の身近でそういう立場に立たされている人達になると途端にみんな口を閉ざしてしまう。それはもしその人達の状況を自分が変えようとすれば、自分に火の子が振りかかるかもしれないからだ。
その客観性が多くの日本人には足りない。自分が出来ない事を他人には当たり前のように求めているからね。
これは日本のマスメディアの影響が大きいんだろうね。
あほみたいに正論を語ることは誰でもできる。でも正論だけで物事が動くならば、誰も苦労はしない。
それは全くの偽善なんだよね。もしいじめをなくさないといけないと本気で思うなら、まずは自分のいる環境からだからね。