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遺伝上の父、開示を病院に請求 精子提供で生まれた男性
第三者の提供精子による人工授精で生まれた横浜市の医師、加藤英明さん(40)が「遺伝上の父親を知りたい」として、人工授精を実施した慶応大病院(東京)に精子提供者の情報を開示するよう求める文書を7日、送付した。
提供精子を使った不妊治療は「非配偶者間人工授精」と呼ばれ、国内で60年以上前から実施されてきた。1万5千人以上の赤ちゃんが誕生したとされるが、生まれた子どもが遺伝上の父の開示を文書で請求するのは極めて異例。出自を知る権利をめぐる議論に一石を投じそうだ。
加藤さんは「精子提供者の開示を認める制度を整備してほしい」と話した。
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