最初っからこのような形で会見を開けば、こんな侵攻ショックをあおる報道は避けられた。
いつもの事だが、我が先にと出口に殺到してパニック相場になる。
しかし今回はもっと長引くのかと思っていたが、案外早く騒動は治まりそうだ。
会見内容を私なりに咀嚼すると、
①今回の騒動の発端は、ウクライナ反政府民の一部がヤヌコビッチ大統領を拘束しようとした、
違法なクーデターである。
②ウクライナ東部で「違法行為」があった場合は介入する権利を有する。
③クリミア半島で政府庁舎を封鎖した武装集団は「地元の自衛団」であり、
ロシア軍の同地域での権力掌握を否定。
④そして、クリミアでの分離主義的動きを挑発するつもりない。
⑤ロシアに対して制裁を検討している西側諸国が制裁を発動した場合、
自国が被る損害をまず考えるべきだ。
ロシアに対する全ての脅しは逆効果で有害だ。
⑥主要8カ国(G8)会合を主催する用意があり、参加したくない西側諸国はする必要がない。
全て理にかなった上もっともな回答に対し、各国はどう反論するのだろう。
市場は早くも落ち着きつつあり、ロシアの株価も元に戻りそうな勢いです。
ドル円は102円を目指しそうなほど回復している。
最終マネーの指標でもあるGOLD価格は、為替安定に伴い反落している。
この事は、各国のビックマネーを操る投資家の中ではすでに勝負が付いていると言うこと。
今回もロシアのプーチンが取った行為に反論できる指導者は見当たらないのです。
ひるがえって、こんなしたたかで思慮深く、しかも瞬時行動が的確な指導者プーチンと、
安倍首相が北方領土問題について対峙するのは骨が折れることだろう。
日本マイクロ(6871)もそろそろ旬を過ぎた感じがする。
ユークス(4334)本日S高でしたが、明日はどうなの? とりあえず様子見で保持。