先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +49.06 @16,321.71, NASDAQ -10.81
@4,308.12)。今日は悪材料がこれでもかというほど重なった。(1)ロシアがクリミアに軍事介入することを決定した。(2)北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道弾2発を発射した。(3)中国の2月の製造業PMIが3か月連続で低下した。(4)人民元安。その結果、リスク回避の円高となり、ドル円で101円台前半まで円が買われた。このようなことを背景に、本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が351に対して、下落銘柄数は1,351となった。騰落レシオは87.00%。東証1部の売買代金は2兆54億円。
TOPIXも日経平均も25日移動平均線を寄り付きからあっさり割り込み、一時大きく下げたが切り返して「たくり線」で終え、強い下げ渋りを示した。悪材料が数多く重なり株式相場の重しとなっている。
TOPIX
1,197
日経平均 -189円
@14,652円
33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、医薬品(1位)、情報・通信(2位)、精密機器(3位)、電気機器(4位)、海運(5位)となった。