経済制裁でロシアは即死か。意外と早い決着もありそう

ゆきママさん
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今日はGoogle先生もひな祭りの装いということで、なんだか微笑ましい状況となっていますが、世界的な情勢でいえばかなり緊迫していますね( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー

というのも、ご存知のようにウクライナのクリミア自治区では、ロシアがさらに兵員を増強しており、着々と地固めが進んでいます。まぁもともとこの地域はロシア系移民が過半数を占めていたため、きわめて親露的。ロシア軍も地元にスンナリ受け入れられたようで、特に大きな混乱は無いようですが・・・。

う~ん、それにしてもこのロシアの動きというのは、やはり国際社会を大きく揺るがす結果となりました。あまりにも唐突というか、当然理解を得られるわけもなく、国際的に見ればまさしく暴挙といった行動でした。

したがって、各国はロシアに対する非難と制裁を検討し始めたわけですが、アメリカは早々に武力行為を除外して経済的な制裁を加える方向性を打ち出しました。ともすれば、弱腰にも映るアメリカの姿勢ですが、実はこれが現実的で非常に効果的ではないかとの見方もあります。

なぜなら、先ほど始まった欧州市場で、ロシアの株価指数は10%を超える大幅な株安でスタートし、この記事を書いている時点で14%を超えつつありますヾ(・_・;)ヤバソウ… この数字は過去5年で最大幅の下落で、いかにも戦争に巻き込まれそうなウクライナの周辺国と比べても圧倒的な下げ幅となっています。この数値を見る限りでは資本はロシアから一旦引き上げる動きが鮮明となりそうです。

そして、3月3日の今日、ロシアの中央銀行は緊急利上げを実施し、政策金利を5.5%から7.0%に引き上げました。現在、ロシアのルーブル通貨もまた記録的な安値を記録しており、インフレの回避と安定化を狙ったもので、いわゆる通貨防衛策です。まぁ単純に利息が上がればルーブルを売らなくなりますよね。それと貯金させて市場に出回る通貨の量を減らすことでインフレを抑制するということです。

まだ、具体的な経済制裁が始まっていないのにも関わらずこの状況ですから、今後ロシアはヤバそうな感じがヒシヒシと伝わってきます(;´∀`)

万が一、大規模な武力衝突があるようであれば、さらにロシアの株や通貨は売られるでしょうし、貴重な外貨獲得手段であった天然ガスの輸出もストップすると考えられることから、ロシア経済にとって致命的なダメージは免れません。なので、これ以上ロシアが踏み込むのはかなり難しいのではないかという見方もあります。

その証拠に、最新の報道では政治対話開始に向け、OSCE(欧州安全保障協力機構)などが主導する事実調査団と連絡グループを直ちに設立するというメルケル首相の提案をプーチン大統領は受け入れたとありました。

いきなり軍事介入の動きを見せたかと思ったら、今度はあっさりと対話のテーブルにつく模様ですが、この背景にはいきなり大守勢に回ることとなったロシアの経済事情というのもあるかもしれません。あるいはもともとの狙いがクリミア半島だったか、もしくはその両方か・・・(;=´З=)ウムゥ…

いずれにせよ、もしかしたら意外と早めに解決する可能性も出てきましたので、今後の事態の推移にはより一層注意しながら見ておきましょう。


そしてここからは今日のドル・円相場について。今日の東京市場は、1ドル=101.20~101.60円台で朝方から急速に円高が進みました。当然ウクライナ情勢への懸念を背景としたもので、日経平均株価も300円を超える値下がりとなるなどしたため、ドル・円相場も大きく下落しました。


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