学研が堅調・今期は黒字転換予想・社長解任要求は取り下げ

[agawaさん]

学習研究社（９４７０）が堅調。同社は１６日引け後、通期の決算を発表した。０８年３月通期の連結経常損益は２６．８６億円の赤字（前の期は６．５億円の赤字）。連結純損益は５６．５億円の赤字（前の期は７．６３億円の黒字）。前期は訪問販売事業で赤字が拡大したほか、雑誌の販売や広告が低調だった。成長分野と期待したクロスメディア事業も損失が膨らんだ。０９年３月通期の連結経常利益は７億円の黒字予想。連結純利益は１０４億円の黒字予想。今期は新本社ビルの売却益９０億円を織り込み、最終損益は１０４億円の黒字を見込む。１０年３月期までの中期経営計画に基づき、赤字の雑誌出版と家庭訪問販売の両事業の撤退・縮小を進める。同社はまた、同社の遠藤洋一郎社長の解任を求めていたエフィッシモキャピタルマネジメントから、同提案を取り下げるとの連絡があったと発表した。エフィッシモは学研の経営不振に対して社長解任要求を出していたが、学研が提示した中期経営計画の内容を確認し、提案取り下げを申し出たという。学研の株価は１３時１６分現在２８８円（△１３円）。
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