政権崩壊でデフォルト懸念の高まるウクライナにも注目

ゆきママさん
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今週はもしかしたらウクライナが大きなポイントとなるかもしれませんね。ウクライナでは今回の反政府派と治安部隊の衝突で、親ロシア派であったヤヌコビッチ政権が崩壊。その後、議会はトゥルチノフ氏を新議長に選出し、大統領代行にも任命しました。

このトゥルチノフ新議長は昨夜の演説で、将来的な欧州連合(EU)加盟への意欲を示すと同時に、国内経済の危機的状況やデフォルト(債務不履行)リスクを明らかにしたことから、ウクライナに対する懸念が強まっています。

そんなわけで、武力衝突に関しては一旦終止符が打たれる形となりましたが、今後はウクライナの債務返済といった新たな課題が発生している状況です。

まぁ基本的にはEU側からの支援がどうなるかといった点に尽きるわけですが、現状ではデフォルト寸前であるとされ、大手格付け会社であるS&P(スタンダード&プアーズ)では、ウクライナがデフォルト状態に陥る可能性が高いとして、同国の格付けをCCC(トリプルシー)に引き下げています( ´゚д゚`)アチャー

う~ん、ウクライナ・ショックという事態に陥らなければ良いのですが、やはりこうなってくると不安ですよね。それでもこれだけ騒がれていて相場が落ち着いているということは、EUが尻拭いをすることは規定路線となっているのかもしれません。

というのも、ウクライナではロシアが西欧に輸出している天然ガスの80%が通過していることから、EUもロシアも非常に重要な拠点(衛星国)として位置づけています。もしも、ロシアがウクライナを失うようなことがあれば、ロシア最大の外貨獲得企業でもあるガスプロムの経営が危ぶまれることになるため、EU側からすれば是が非でも奪っておきたいところでしょう。

したがって、ウクライナを繋ぎ止めておくためにも支援は必須と言えるわけで、西側に歩み寄る姿勢を示すのであれば、むしろ喜んで支援するのではないでしょうか。

しかしながら、逆にロシア側からすれば絶対に失うわけにはいかないという事情がありますから、新政権へ妨害活動なども十分に考えられるため、事態が二転三転する可能性もあります。

まぁなんといってもロシアはダイオキシンポロニウムを盛る国ですからね・・・:(;゙゚'ω゚'):オロロシヤ… 一旦武力衝突が終了したとはいえ、まだまだ課題も山積みですから事態の推移を慎重に見ておきたいところです。


そしてここからは今日のドル・円相場についてですが、相変わらず煮え切らない状態が続いています。今日の東京市場は、1ドル=102.10~102.60円台で綺麗な右肩下がりの相場となりました。序盤は小安く始まった日経平均がプラスに転じたことで、上昇を見せる場面もありましたが、株価が下落に転じるとドル・円も値を下げ続けて安値圏へといった値動きでした。

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