2/15(土)、雪害のため新聞が来ない中、
リモコン経由な番組欄にて表題の番組を発見し、
急ぎ視た。
星新一が書いた作品の中から、特にオモロイとされる5作をドラマ化したオムニバス。
http://www.fujitv.co.jp/hoshi_sp/story.html
予想以上にオモロかった。
1 「程度の問題」
2 「きまぐれロボット」
3 「霧の星で」
4 「七人の犯罪者」
5 「華やかな三つの願い」
たしかこういう順番で、オムニバスされていた。
文章だけでは伝わりにくい部分が、
今どきの技術で映像化されると、ここまで良くなるのかと思ってハッとした。
オイラには、特に1、2、5が甲乙付けがたいほど良かった。
中でも5。遠藤憲一がイイ味を出していて。
彼はその話で、人間の姿をした冴えない悪魔を演じていた。
悪魔なのになぜか、ちょいとイイ奴だったりする。
そんな彼が、壇密演じるこれからビルの屋上から飛び降りようとする女に、
死ぬ前に願い事を三つ叶えてやるという。
ただし、女が死んだあとに魂をいただくという、よくある交換条件付きだ。
女は、芸能スターと、やりての女社長に生まれ変わった。
しかし、何かが足りない。
そこで女が想った、最後三つ目の願いは・・・。
「私はしがない悪魔の中間管理職、あなたのその三つ目の願いだけは叶えられません。
もう、あなたの魂もいただきません。勘弁して下さい」
そんなことを言い放って、悪魔は女から逃げようとするのだが・・・。
この悪魔の役どころは、遠藤憲一でないと成り立たないと想われる。
また、女の役どころも、壇密以外に考えられない。
そんな風に、このオムニバス、それぞれの役者を配役する芸にも、目を見張るものがあるのだった。
PS:「マキタスポーツ」という男優なんだが、
あなたはTV東京で放映されていたエスパーもののドラマでも、
どーしょーもないエロ男役だったけど。
これがまた、イイ味なんだよなぁ。。