六甲アイランドより海を臨む”キリン”
今月12日に農林水産省が発表した、2013年農林水産物の輸出額(速報値)は、
前年比22.4%増の5506億円で、1984年度の5328億円を上回り、
29年ぶりの記録を更新、私にとっては久々に聞く、嬉しいニュースでした
輸出の内訳は、農産物が17.0%増の3137億円、林産物が28.7%増の152億円、
水産物が30.5%増の2217億円で、
東南アジア諸国連合(ASEAN)、香港、台湾、中国、米国、欧州連合(EU)向けが増え、
りんご、緑茶・日本酒、ホタテ、サバなど幅広い品目が好調とのこと。
東京電力福島第一原発事故で広まった、日本食品に対する不安感が和らぎ、
日本食ブームと円安が後押ししたようです
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/pdf/2013_sokuhouchi.pdf
私は神戸ビーフの輸出もウォッチしており、
2012年にマカオを皮切りに香港、アメリカ、
2013年はタイ、シンガポールにも輸出されています。
そして、現在はイスラム圏へと拡大する計画が進行しています。
ご存知の方が多いかと思いますが、イスラム教徒が食べる食品は
ハラルと呼ばれる認証を受ける必要があるため、
神戸市にその輸出基準を満たす専用設備を整備するとのことです
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201402/0006682400.shtml
神戸ビーフなどの高級食材に限らず、
日本の食品は世界の中でも厳しい基準が設けられていますし、
食の安全・安心に関しても郡を抜いているはず
私自身、いくら安価であっても、米など絶対国産以外は譲れない品目がありますし、
JAなどはTPP参加は否定的ですが、
私は日本の食品こそ、もっと海外に進出するべきだと思っているのですが
蛇足ながら、1984年当時は一㌦=200円台だったそうで、
真珠の輸出が盛んだったとのことです