底値からの戻り相場で、特に個人投資家はほっとして、今売ってしまう気持ちは分かる。
ここで売らないと明日又下落相場になるかもしれない。
くわばら、くわばら。気持ちを落ち着けたいのだ。
昨年は、このような日柄で外国人投資家は、美味しい相場とぱくぱく食いついたものだが、
今回はそうでもなさそうだ。
米国のダウが大幅に戻した流れでも、日本の平均株価は81円のじり高でした。
やはり、国内の投資家だけでは日本市場の押上をバックアップするエネルギーに欠けるのか。
昔は企業間で株式を持ち合う大きな相場が有ったが、今ほぼなくなっているため、
安定した底上げが期待できない。
大きな資金は機関投資家が短期で転がす為、うねりが大きくなり弱小個人投資家は飲み込まれるのみです。
話は変わって、
未明の米国FRBイエレン議長の会見で奇怪に思った貴兄もおられたと思います。
「今後2年にわたって景気の緩やかな回復が継続し、雇用と物価がデュアルマンデートを満たす水準へと収束していくとの見通しを確認した。」
一方で
「労働参加率の問題については、イエレン議長も、循環的な面が多いとする立場を維持しつつ、1990年末からの長期的な動きである点も認め、ベビーブーマーの早期退職等による影響を指摘した。」
要約すると、米国の景気は順調に回復基調にあり、テーパリング縮小・廃止に変更無し。
しかし、若年層の労働参加率低下(影の失業率)は高止まりしていて、循環的な要素が多いと指摘した。
分かりにくいが、私の解釈では、企業業績は回復しているのでQE3は予定通り廃止するが、失業者問題(労働参加率)は未だ高止まりに改善はなく、注視していくとの事。
なんか矛盾しているようでもあり、そうじゃないようでもあり・・・???。
凡人には理解不能です。
とりあえず現在は、“国際金融市場にボラティリティ上昇リスクは存在せず”と回答している点を重視。
OK!! 信じましょう。