堅実さんのブログ

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心をコントロールすること 2月11日(火)12時00分

 前橋の中学校の、剣道部の顧問がこう言っていた。試合に勝つには「技、気合、運」がうまく作用すれば勝つことができる。技の向上は、言うまでもなく合理的な練習である。気合は、対戦に臨む意気込みである。これが強すぎても弱すぎても、心が乱れて勝つことができない。運は、試合の流れをどうつかむかである。

 

ソチオリンピック、スケートの浅田選手の演技はこうだった。2月10日(月)の日経新聞から。

 「トリプルアクセルは今までで一番いい状態。」

浅田の前にロシアのリプニツカヤが会心の演技を披露。「ロシア」コールが響き渡る会場のざわつきが収まらない。(この場面は見ておりました。この人が金メダルかと思いました。)

 「これが五輪なんだな、と。気持ちが乱れて整理できないまま滑り始めてしまった。」

 「最初の転倒が大きかった。最後まで自分の演技ができなかった」

 浅田選手くらいの、大きな大会に何度も出場していても、こうなのかと思う。よく平常心とか言われるが、「いまだ木鶏になりえず」ではないが、動じない心の状態を保ち、維持するのはいかに難しいかと思う。

 

 自らを考えれば、何とも、感情の起伏が大きく、乱れた状態であることか。溜息一つの情けない状態か。それにしても、今日は雲が見えない。空に浮かんでいて、ふわふわして、形を常に変え、やがて消えてしまう雲一つでも、侮れないものを持っている。

 

 この世界には、教えられることが、無限にある。

 

 



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