金【先週末の米雇用統計から読み解く今後の展開】

先週末の米雇用統計は、非農業部門就業者数は予想を下回ったが、失業率は6.6%と2008年10月以来5年3カ月ぶりの低水準となった。金市場は、米雇用者数の伸びが予想を下回ったことを背景に、金融当局が債券購入の縮小ペースを緩めるとの観測から買われた。しかし、米株式は失業率の低下を好感して買われるなど、各金融市場での反応はまちまちであった。ダラス連銀総裁が「FOMCは雇用に関する単月の数字に左右されない」と発言したことや、建設業や製造業などの就業者の増加が米景気回復の底堅さを示すとの見方から、FRBの量的緩和縮小の路線変更はないと見られている。

上記のことから米経済の先行き不透明感は残るものの、徐々にリスク回避姿勢が和らぎ、安全資産としての金の上値を重くしそうである。



本日の日中取引時間は、NY市場高の流れを受け手じまい買い先行で始まり、前日比30円高の4180円で寄り付く。その後、NY時間外の上昇とともに買われ、結局前日比43円高の4193円で終了。

夜間取引時間は、欧米時間は目立つ材料に乏しく、休みのはざまでもあるため積極的には動きづらいが、米国株しだいでは変動も考えられるため、その動向には十分な注意が必要である。


夜間取引レンジ  4,163円~4,212円

中川


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