今起こっていることの原因がちゃんと書かれているニュースを見つけたので。
日経平均は約2カ月半ぶりの13週線割れ リスク回避の流れが続くか
23日の米国市場では、中国1月HSBC製造業PMIが49.6と市場予想50.3を下回ったうえ、景気の拡大・縮小の分岐点である50を割り込んだことを嫌気された。また、1月Markit製造業PMIが市場予想の55.0を下回る53.7に低下したこと、12月中古住宅販売件数が市場予想の493万件を下回る487万件、12月景気先行指数が市場予想の0.2%上昇を下回る0.1%上昇と経済指標が軒並み悪化されたことで調整売りが広がった。さらに、ダボス会議のパネル討論会で、UBSの会長が欧州で実施される銀行へのストレステストが銀行に対する懸念を一部で再燃させる可能性があると語ったことから、金融株に対する警戒感が高まった。加えて、アルゼンチン・ペソ、トルコ・リラの通貨下落なども悪材料となり、週末要因も重なって東京市場は全面安の展開をみせた。
来週は弱含みの推移となりそうだ。日経平均は日足ベースで25日線(15775円)を大きく割り込み、心理的節目とみられる15500円も下回った。週足ベースでは昨年11月1週ぶりとなる13週線(15429円)割れが示現。調整局面入りを示唆するサインとも受け取れる。1月の中国PMIが悪化したこと、外国為替市場でアルゼンチンペソやトルコリラが対ドルで急落など、外部環境もネガティブな動きが広がっており、日本株にもその影響が引き続き及びそうだ。一方、週初から14.3期決算企業の3Q業績が徐々に発表される。好業績ながら通期見通しを据え置いた場合は材料出尽くしと捉えられる可能性があるため、より慎重な選別物色がみられそうだ。イベントでは、31日に発表される12月雇用統計が最大の注目を集めよう。
<トレーダーズウェブより>