TOPIX 1299.26 -0.37 -0.03%
JQ 2186.40 -1.10 -0.05%
2部指数 3802.70 -7.98 -0.21%
マザーズ 1040.92 +5.58 +0.54%
安倍首相のダボス会議での基調講演を受け、
ドル円とともに上値を目指していた日経だったが
1万6000円台には戻り売りもそれなりにあり
停滞しているところに、
発表になった中国指標が悪化で市場はリスクオフに。
日経平均は上げ幅縮小、TOPIXはマイナスへ。
その代わりに朝方マイナスだったマザーズが上昇率TOPに。
中国指標で一旦下げたが、
後場は戻りを試し、底堅く推移すると思われる。
最近日経平均と新興市場は相反する関係にあるので、
ドル円相場を見ながら、うまく波をとらえていきたいところ。
【市況】ハイテク企業の好決算が買い安心感に/ランチタイムコメント
日経平均は小幅に続伸。37.61円高の15858.57円(出来高概算15億株)で前場の取引を終えた。22日の米国市場はまちまちだったが、為替市場では対ドル、対ユーロともに円安に振れていたほか、日本電産、航空電子などハイテク企業の好決算が買い安心感につながった。海外勢による資金流入が観測されるなか、日経平均は15900円を回復して始まった。
その後15958.58円まで上げ幅を拡大した日経平均だったが、1月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値が予想を下回ったことを受けて、利益確定の流れから上げ幅を縮めている。セクターでは電気機器、保険、銀行、ガラス土石などが堅調。一方で金属、陸運、鉄鋼などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が6割を占めており、ハイテク株のほか、指数インパクトの大きいファーストリテの上昇に支えられていた。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が6割を占めてはいるが、上昇している銘柄などがハイテクなど決算を評価した格好であり、地合いは悪くないだろう。ファーストリテのほか、弱い値動きをみせているソフトバンクなどの影響を受けやすいものの、業績などを手掛かりにした個別対応が続きそうである。
また、中国の経済指標を受けてファナック、コマツなどが一時下げに転じているほか、三菱商、三井物産など商社株は全般小安く推移している。この辺りが下げ渋りからショートカバーをみせてくると、中国関連への見直しが期待されてきそうだ。<フィスコより>