相場の質の低下

ISAC.WaKSさん
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年が明けてから日経平均は右肩下がりの冴えない展開が続いている。5日移動平均が下落してきて25日移動平均に重なってきて、これから本格下落に突入するかのような状況だ。一方、2部市場、ジャスダック、マザーズなどの小型株市場は毎日陽線を積み上げて順調そのもので、小型材料株は派手に値を飛ばしている。大相場の終わりころには得てしてこのような展開になるものなので注意する必要がある。NYもほとんど天井圏のような動きだし、金融緩和が終わるのは既定の方針なのでこのまま順調に上げていくとも思えない。逆に大きな悪材料もないことから、あえて予測すれば緩やかな下落相場の展開になるような気がする。そのようになれば短期順張りスィングトレードには一番嫌な展開となるので、警戒を強めていきたい。オプションのボラティリティーは低い水準にあるがじわりと上昇傾向にあるのも気がかりだ。今後は日経だけではなく、小型株指標、ボラティリティーの動向に注意を払っていかなければならない。このような展開になるなら、対策は「小型ロケット株の早乗り早降り」、「安定銘柄のペアトレード」が有利だと思う。オプションのCall・Putのペアの売り(ショートストラングル)はIVが上昇傾向にあるときは避けておくのが無難である。貼付した画像1は日経平均の3ケ月チャート、画像2は2部市場の3ケ月のチャート。



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