そのとき、あなたは

yuhsanさん
yuhsanさん

 

昨年の暮れから今日まで、初夢として「バブル」を取り上げてきました。いつまでも夢を追っているわけにも行きませんので、今回が最終回です。


バブルは、株式投資にとっては、一生に一度の大儲けのチャンスですが、弾けた後の対応を誤ると、私のように財産を10分の1にまで減らす地獄行きとなります。また、バブルの頂点付近から投資を始めた人にとっては、始めからタイタニック号に乗ってしまうようなものです。まさに株式投資の明暗を凝縮したのがバブルです。


バブルは景気循環の株価サイクル(底値期、上昇期、天井期、下降期)の大型のものと見ることもできますが、違いは「弾ける」ことです。「バブルは弾けてみないと分からない」というのはここから来ています。


バブルの功罪については、各方面からの意見が出されていますが、バブル崩壊から四半世紀、この時代に遭遇した人もだんだんと少なくなってきました。


バブルはいつ起こるかは分かりませんが、「大相場はバブル」で終わるという格言から、40年ぶりに年間上昇率が57%に達したアベノミクス相場が、通常のブームで終わるとは考え難いのです。すくなくとも、アベノミクスが1万円を割れるリスクよりは、バブルで終わるほうが高いと確信しています。

 

その可能性を心の隅におきながら、どうか存分に儲けていただきますよう。

 

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今までに取り上げてきたバブルについての要点は、次のようになります。


1.バブルの一生
生成期(1985年)プラザ合意のあった85年が有力。私は株価が対前年度で2桁の伸び続けるよう    になった83年、株価8,000円をスタートとする。
絶頂期(1989年)年末には歴史的な38,957円を付ける。このとき翌年の株価を45,000~50,000円とする人が多数。下げを予想する人ゼロ。
弾け始め(1990年)89年12月日銀総裁に就任した三重野氏の、公定歩合の引き上げと、極端な金融引き締めが原因との説が有力。90年の年間下落50%。マスコミもこれを後押し。公定歩合は、6%だったが、大手銀行の1年物の定期預金金利8~10%。郵便貯金の10年定期が、元金倍額で募集。
金融機関の破綻(1995~99年)95年の木津信用組合の破綻が端緒となる。国が預金の全額補償を発表しても、取り付けに長い列。97年には山一証券を始めとする大手銀行の破綻。
倒産最多(2002年)金融機関の不良債権処理が進み、中小の不動産、建設会社の倒産劇が広がる。
どん底(2008年)株価は、小泉改革とアメリカの金融バブルで持ち直すも、リーマンショックで、10月28日ザラ場7,000円割れを記録。25年前の水準に逆戻り。このときCNBCによる10人の著名アナリスト予想は、1名を除き5~6、000円までの下げ。
バブルから開放(2013年)安倍内閣の誕生と日銀黒田総裁による金融緩和。


2.バブルの条件
バブルを経験した人が少なくなる
インフレ期待が高まりヘッジとしての株式投資
投資主体が外国人から個人へ、特に富裕層の参加
指標株から個別株へ
循環買いによる指標の嵩上げ


3.バブルの認識
株価が理屈では説明できないほど上昇する
PERが20倍を超える(いずれの場合も、理論的な裏づけは後から付いてくるので、それだけで売る理由にならない)
買いたい銘柄が極端に少なくなったとき(私は、これが感覚的にもっとも重視)


4.弾ける条件
弾けてみなければ分からない
指標株の暴落による逆の循環売り
頂点からの下落率が5割に達する


5.バブルで儲ける人と儲けない人
楽観的な人ほど恩恵がある
短期投資より長期投資(短期投資では損も利益も少ない)


6.バブルの心得
絶頂期にキャッシュが理想だが、頂上が分かれば苦労はない。私は、大儲けしたときに、投資資金を回収するのが一番と思っている。1,000万円の資金が、2,000万円になったら、1,000万円を現金化し、それを夢の実現に当てる。家を買うのもよし、彼女を連れて、ファーストクラスでシカゴまで行き、摩天楼の超高級レストランで夜景を眺めながら食事するもよし。株投資の目的は、「儲けて夢を実現する」ことだから。
あわせて、頂点付近ではボロ株ばかりとなっているポートフォリオを、優良株に置き換える。弾けた後の下落が少ないのと、その後の値上がりでも先頭を切って上昇する。

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以上ですが、もし今回バブルになるとすると、「時期は3年以内、株価が30,000円ぐらいに達したときに弾け、1年後に15,000円くらいまで下げ、その後2年ぐらいかけて大底12,000円をつけ、5年以内に20,000円くらいまで回復する」をイメージしています。


リーマンショックの経験から、バブルの対処法が分かってきていますので、長期間の不況はないと思っています。皆様方が不幸にも、バブルの弾けに巻き込まれ、財産を半分に減らしたとしても、悔いのない人生を送ったという幸福感を持ち、決して諦めないことです。そうすれば、必ず株価はもとに戻り、また株式投資に新しい夢が生まれます。


長いあいだのご愛読ありがとうございました。


バブルで大儲けして、夢を想い出に換えた男の物語については、アマゾンのキンドルから発売中の私の著書『五能線』でご覧いただければ幸いです。

 

 


 

4件のコメントがあります
1~4件 / 全4件
yuhsanさん

kabukabumanさん

おはようございます

 

コメントありがとうございます。

周りをみても同年代の人たちが、株から離れていってしまいます。

根がおせっかいなものですから、何とかバブルの記憶を残そうと……。

今回の相場が、バブルで終わるかどうかは分かりませんが、

kabukabumanさんのように底値から出発した人は、

蓄積がありますから、心配はありません。

これからも、大いに儲けていただいて、夢を実現されますよう。

yuhsanさん、こんばんは!

 

私はリーマンショックしか経験していませんので

バブルについてはyuhsanさんの日記で実に良い勉強をさせて頂きました。

 

それに今年の相場観も大変参考になりました。

重ねてお礼申し上げます。

 

暫くチャージ期間ということで本当に残念ですが

一日も早い復活を期待しています!

 

寒さも一段と厳しくなって参りますのでくれぐれもご自愛下さい。

 

 

 

 

yuhsanさん

おちゃちゃさん

こんにちは

 

いつも心強い、コメントありがとうございます。

大いに儲けて、夢を実現してくださるよう願っています。

私も、投稿は長くやっていますが、正直言って種切れです。

しばらくチャージしますが、

また新しいテーマが見付かったら再出発します。

そのときはまたコメントして下さいね。

 

 

えーまた、日記やめられるんですか⁈
えーーーー
思いなおしていただくわけには・・・


5番目は
年初に計画たてたのでオッケーですv(^_^v)♪
あとは・・・


儲けるだけです(笑)
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