昨夜発表の建設許可件数やミシガン大消費者信頼指数が
予想より悪化したことで長期金利が低下。
昨日までの長期金利低下と違って、
今回は指標悪化によるQE3縮小ペースの鈍化があるかもという
思惑からの長期金利低下、よって、NYダウが上昇。
しかし、市場の反応がコロコロと変わる。
それだけFOMCの見方が分かれているということだろうね。
17日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。終値は前日比41ドル55セント高の16458ドル56セントとなった。米企業の四半期決算が明暗分かれる結果となり、総じて方向感を欠いた動きとなった。好決算を発表したアメリカン・エキスプレスが上昇したほか、ビザにも買いが波及。2銘柄で指数の上昇をけん引した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、同21.11ポイント安の4197.58で取引を終えた。
【為替】 ドル円、横ばい
17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は横ばい。終値は104.31−36円と前日NY終値(104.34円)とほぼ同水準だった。19時過ぎに104.475円まで上昇する場面があったものの、ユーロ円などクロス円の下げにつれて徐々に上値を切り下げる展開となり、23時過ぎには本日安値の104.20円に面合わせした。もっとも、昨日安値104.15円の手前では押し目買いが入るなど下値も堅く、その後は104円台前半でのもみ合いに終始した。
なお、12月米住宅着工件数(季節調整済み)は市場予想を上回った半面、12月建設許可件数や1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)は予想より弱い結果となるなど、米経済指標は強弱まちまちな内容だったため、相場への反応は限定的だった。
ユーロドルは反落。終値は1.3540−45ドルと前日NY終値(1.3619ドル)と比べて0.0079ドル程度のユーロ安水準だった。欧州株式相場や時間外のダウ先物が失速したことを受けて、NY勢の参入後に売りが出た。昨日安値の1.3583ドルを下抜けると下げ足を速め、目先のストップロスを誘発。3時30分前には一時1.3517ドルと11月26日以来の安値を更新した。米国の3連休を前に持ち高調整の動きが進んだほか、市場では「ドイツが格下げされるとの噂が聞かれたことも相場の重しになった」との指摘もあった。
ユーロ円は3日続落。終値は141.24−29円と前日NY終値(142.10円)と比べて86銭程度のユーロ安水準だった。142.00円付近でのもみ合いが続いていたが、NY勢の参入後はユーロ売りの流れに沿って売りが優勢に。3時過ぎには一時140.97円まで下げ幅を広げた。
【長期金利】10年物国債利回り、2.82%に低下
17日の米国債券相場で長期ゾーンは続伸。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は高い)2.82%で終えた。1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が市場予想を下回ったことを受けて、安全資産とされる債券需要が高まった。12月米建設許可件数が予想を下回ったことも相場の支えとなった。
<GI24より>