ISAC.WaKSさんのブログ
金持ち父さん その7 トレーディング インテリジェンス
「一年の計は元旦にあり」というので、金持ち父さんの教えの神髄であるファイナンシャル インテリジェンスという言葉を考えながら今年のトレードの準備をしたいと思う。
金持ち父さんの本の中では「お金があっても問題は解決しない」とか「お金持ちになっても問題は解決しない」という表現が繰り返される。宝くじなどで一時的に裕福になってもそれを維持できない人は多い。その理由はお金に関するIQが十分でないために資産が資産を作る循環を作れないためである。その解決法はファイナンシャル インテリジェンスを高めるために自分に投資することと説いている。分かりやすい例としては講習会を受講することを勧めている。
ファイナンシャル インテリジェンスは[会計力]、[投資力]、[市場の理解力]、[法律力]で構成される。この辺りになると話はなかなか複雑だ。
株のトレードに話を置き換えると、トレーディング インテリジェンスとでも言えるのではないかと思う。株のトレードに必要な能力は先見力、決断力、自制力、資金管理力、解析力、理解力、開発力、などいくらでもあるように見える。解析力、理解力の対象は政治、経済、科学、IT、群集心理など多岐に亘る。株のトレードで成功するためにこれらすべてについて専門家レベルの知識が必要とされるならとても無理な相談だけれど、これらについてそれなりの知見は持つことは大事なことだろうと思う。その上で自分に合った武器をいくつか手に入れてそれを活用できれば生き残っていくことはできるだろう。今の私の武器は個別銘柄毎、売買ルール毎の分析データとそれを活用したシステムトレードである。
これまでの私のシステムトレードはできるだけ例外を認めないシステムを中心に進めてきたが、昨年本格的に始めたペアトレードのシステムでは資金配分に裁量の余地を認めざるを得なかった。ペアトレードが好調なのはこの裁量を認めるということが一つの要因になっているように思う。今年はロケット銘柄と名付けたパターンの株を取り扱う裁量余地の大きいシステムを考えたい。そのためには裁量取引で成功している人の例や考え方をもっと勉強したいと考えている。