トルコリラが対米ドルで過去最安値を更新中...



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トルコリラが対米ドルで過去最安値を更新しています。
年初には1ドル=0.56リラだった為替レートは、
1ドル=0.47リラ程度まで約16%下落しています。
↓こちらが過去1年間のトルコリラ/米ドルの為替レートです。
TRY-USD X-RATE (TRYUSD)

(Bloomberg)

足元のトルコリラ安の原因は、トルコ国内の政局のようです。
現在、トルコでは大規模な汚職疑惑が巻き起こっており、
現役閣僚のうち3人が、子息が汚職事件で逮捕されたことを受け辞任し、
さらに他にも疑惑のある閣僚10人を交代させられるという、
政局がきわめて混乱している状況にあります。
(トルコの経済情勢については、相互リンク先のトルコとイスタンブール、ちょっと投資さんもご覧ください)

トルコは、過去10年間にわたり経済成長を続けてきた結果、
昨年来、投資適格級への格上げが続いています。
2013年5月19日
・ムーディーズもトルコを投資適格級に格上げ!トルコリラ建て個人向け社債の利回りも低下!?
2012年11月6日
・トルコが1994年以来初の投資適格国に!フィッチが格上げ

このように、せっかく国としての信用力が高まりつつあった状況の中で、
汚職疑惑のような政局不安に水を差されるというのは残念なことです。

個人向け社債においても、トルコリラ建て債券は比較的多く取り扱われていますので、
投資されている方にとってはうれしくない状況ですね。
ただし、円/リラについて言えば、対ドルで円安になっていることもあり、
年初よりはリラ高になっています。

TRY-JPY X-RATE (TRYJPY)

(Bloomberg)

早く政情が落ち着いて、安定した経済成長が続いてほしいものです。



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トルコリラ最安値更新、内閣改造後も金融市場の混乱収まらず
 26日のトルコ金融市場では、通貨リラが対ドルで最安値をつけた。エルドアン首相は前日、汚職疑惑の捜査に絡み内閣改造を実施したが、株、債券売りも継続しており、市場の混乱を沈静化させるには至っていない。
 リラは一時、前日終盤の1ドル=2.0850リラから2.1035リラまで売り込まれた。
 中銀は外貨売り介入を強化しているが、米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小観測ですでに売り圧力にさらされていたリラに今回の汚職疑惑捜査が追い討ちをかけており、通貨安に歯止めが掛かっていない。
 国内金融業界や海外投資家は概ね、エルドアン首相が過去10年の経済成長を支えてきたと評価しており、政局混乱が市場で不安視されている。
 トルコ10年債利回りは10.09%から10.33%に上昇。
 主要株価指数であるISE100指数.XU100は直近で0.9%安となっている。(ロイター, 2013/12/26)
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