NY市場概況(株・為替・長期金利)

【NY株】ダウ、3日続伸 連日で史上最高値

 20日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。終値は前日比42ドル6セント高の16221ドル14セントとなり、連日で史上最高値を更新した。7−9月期米国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正されたことで、投資家心理が改善。幅広い銘柄に買いが入った。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、同46.61ポイント高の4104.74で取引を終えた。

【為替】ドル円、続落

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は104.09−14円と前日NY終値(104.22円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。欧州勢の参入後はしばらく104円台半ばでの方向感に乏しい動きが続いたが、時間外の米10年債利回りが上昇したことを手掛かりに日米金利差拡大を見越した買いが入った。7−9月期米国内総生産(GDP)確定値が予想より強い結果となったことも買いを誘い、22時30分過ぎには一時104.64円と2008年10月6日以来の高値を更新した。ただ、その後は一転して売りが優位に。米10年債利回りが低下に転じたことで全般にドル売りが強まった流れに沿ったほか、週末を前にポジション調整の売りも進み、1時10分過ぎには103.85円まで下押し。昨日安値の103.77円が意識されるといったんは下げ止まったものの、その後の戻りも限定的だった。

 ユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.3670−75ドルと前日NY終値(1.3660ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。17時前に1.3625ドルまで下落したが、11月29日高値の1.3622ドルが目先の下値目処として意識されると買い戻しが優勢となった。アジア時間につけた高値の1.3667ドル手前では伸び悩む場面も見られたが、米長期金利の低下で全般にドル売りが強まると買いが再開。昨日高値の1.3694ドルを上抜けて一時1.3710ドルまで値を上げた。もっとも、1.37ドル台前半に並んでいた売り注文に上値を抑えられると買いも一服するなど、1.37ドル台での滞空時間は短かった。

 ユーロ円は小幅続落。終値は142.29−34円と前日NY終値(142.36円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。欧州株や時間外のダウ先物が堅調に推移したことをながめ、じりじりと下値を切り上げた。24時前には142.735円と本日高値を更新。もっとも、その後はドル円の下げにつれて売りに押される展開となり、1時過ぎには142.115円と一転して安値をつけた。引けにかけても142円台前半での戻りの鈍い動きが続いた。

【長期金利】10年物国債利回り、2.89%に低下

 20日の米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は高い)2.89%で終えた。昨日までの下落で割安感が強まり、短期的な戻りを期待する買いが入った。7−9月期米国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正されたことで一時売りが進んだものの、節目の3%が視野に入ったため、その後は下げに一服感が広がった。
1件のコメントがあります
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walterさん

こんにちは 

一日(2日間)日記を拝見できないと、不安になります。

NYも休暇前で少し利確をという動きが出たんでしょうね

最後売り物が出たような動きで、、、


日本の株の新年相場を期待してブレないで滑り込みたいものですね

いろいろお忙しいと思いますが、良い週末にしてくださいね。



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