バーナンキ議長お見事!

今日は朝5時出勤ですので、NYタイムの動きを確認してから出勤しています。

●ネガティブ材料なれど動きは限定的

昨夜発表された「米・新規失業保険申請件数(前週分)」「米・フィラデルフィア連銀景況指数」「米・中古住宅販売件数」は、どれもネガティブな結果となりました。これがFOMC開催前であれば「テーパリング後退」によってドル売り圧力が強まるところですが、そのテーパリング実施が決定され、ひとまず将来的な見通しが立っていることもあり動きは限定的でした。

●今夜の動きも限定的?

今夜発表される「米・四半期GDP(確報値)(前期比年率)」「米・四半期個人消費(確報値)(前期比)」「米・四半期GDP価格指数(確報値)(前期比)」「米・四半期コアPCE(確報値)(前期比)」についても好悪入り混じっても動きは小幅になると予想していますが、ネガティブな結果とダウの調整売りが重なると大きく動くかもしれません。

●やはり105円は遠い?

年末を控え、市場関係者や投資家は休暇に入ります。だんだん市場参加者が減っていく場面ですから、ここから新たなポジションを持つことは考えにくく、加えて、調整局面も想定されますから105円は少し遠そうな感じです。ただ、センチメント(意識)は買いと思われますので、103円台の下落局面は押し目買いで行こうと思っています。

●バーナンキ議長お見事!

テーパリング実施については、株主からの警戒感を招く材料で、ダウ下落・ドル売りの要因もあったのですが、それをダウ上昇・ドル買いに混乱なく誘導した今回のFOMCは「お見事!」という感じですね。

ただ、これで「テーパリング」という大きな材料が抜けましたので、しばらくはダウ・長期金利・経済指標主導で小幅な値動きとなりそうです。
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