XINHUA.JP 12月19日(木)0時11分配信
韓国紙・亜洲経済の中国語版ウェブサイトは17日、今年11月末現在、韓国で破産を申告した企業は昨年より27社多い423社に上ったと報じた。
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16日に発表された韓国大法院の統計によると、11月末現在、韓国で破産を申告した企業は昨年より27社多い423社、破産寸前の企業は前年比5%増の751社に上った。
公休日を除いた平日229日で、1日平均5社が資金不足により倒産している計算。1998年以降で最高の数値となる。資金不足は中小企業から大企業へと蔓延しており、韓国社会を不安に陥れている。専門家は「企業倒産が増えているのは、長期にわたる不景気と密接に関連している。特に建設業、海運業は最も直接的な打撃を受けた」と指摘する。
韓国信用回復委員会はこれについて、「経済発展の停滞と伝貰(チョンセ)価格の高騰により、銀行ローンの滞納や信用回復支援の申請をする人が増えている」と指摘。多くの専門家が「企業の破産は今後も拡大を続ける」との見方を示している。
金融監督院の統計によると、中小企業の銀行ローンの滞納率は今年10月末時点で前年比0.07%増の1.25%に達した。大企業のローン滞納率も1.06%に上り、昨年10月以降最高値を記録している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)