KJ_FXtechnicalさんのブログ

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FOMCの結果に対する反応

米連邦公開市場委員会(FOMC)で想定される結果とそれに対する市場の反応のシナリオがロイターに出ていたのでまとめました。 なお、連邦準備理事会(FRB)は声明を日本時間19日午前4時に公表予定です。 緩和縮小となれば、ブラジル、インド、インドネシア、南アフリカ、トルコなどがやや売り込まれると予想されています。メキシコ、韓国、ポーランドなどは国内債券市場を通じてエクスポージャーがあるが、資本逃避で通貨が一時的に弱含むだろうという見方があります。 <シナリオ1=量的緩和の縮小> ◎債券市場=縮小規模により利回り上昇。 100億ドル程度かそれ以下なら、現在2.84%の10年債利回りは3%に、3.87%の30年債は4%に向け上昇する見込み。 200億―300億ドルなら、想定より早期に金利が上昇する懸念から3・5年債が売り込まれる可能性がある。 ◎株式市場=発表直後は売りで反応するが、資金引き揚げには至らず押し目買いの好機となる可能性がある。 市場がどの程度織り込んでいたかにもよるが、発表直後は大幅に下げるが、その後戻し終値は1%以上の下落とはならないだろうとのコメントあり。 <シナリオ2=緩和縮小には至らないが声明文言を変更、2014年の早い時期に緩和縮小に着手する方針示す> ◎債券市場=段階的な緩和縮小との見方を裏付けることから、短期物主導で利回りは小幅低下。 ◎株式市場=緩和縮小が近いとの思惑から、緩和縮小の場合と似た反応となり、短期間売り込まれる。 市場の焦点は経済指標に向かい、2014年の経済は堅調さを増すとの見通しを確認していくことになる。 <シナリオ3=緩和縮小せず、文言も実質的に変更なし> ◎債券市場=利回りは急低下するが、その後急速に戻す展開に。緩和縮小と利上げ時期をめぐる憶測が続くため。 ◎株式市場=9月の見送り時は株価を押し上げた。3月に緩和縮小開始との市場予想がでているものの、今回は9月とは違う。 以上、いずれにしろ声明文の公表とバーナンキ議長の記者会見中は為替相場の動きも急になると思われますので、ポジションの取り方や約定の際のスリッページには十分注意して臨みたいところです。 加えて、テクニカル分析による短期的な予測は容易に破られる可能性も高いので、自分で決めた利食い損切りのポイントを順守し、ポジション構築後に損失に対する許容度を徐々に広げるような精神状態にならないよう気をつけてください。
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