負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望147



来年の相場はどうなるかが問題である。これといった目玉もなさそうである。ひとつ気になるのが、中国の理財商品の焦げ付きくらいかと考えている。国際の利回りも上昇中であり、焦げ付く可能性がある理財商品を、購入するよりも、中国国債を買うほうが少しは安全である。ただし、中国であるので、国債が焦げ付く可能性もある。鉄道事故で、生きた人間を生き埋めにしようとした国だけに、なにをしでかすかわからないところもある。



外資系企業を叩いているのも気になるところである。ただでさえ、金不足に陥りそうな状態であるのに、外資を叩けば、金が集まらずとなるのである。



中国経済は、悪循環に陥っているようにも思える。金不足に陥れば、元を刷ることになる。まるで、元朝である。交鈔の乱発のために、ハイパーインフレを招いたというあれである。



中国の通貨は、元である。紙幣の乱発で、ハイパーインフレを招いたのも元である。



何か因縁めいたものを感じるのは、ウシ象だけであろうか。



来年の相場が、穏やかなものになるか、激しいものになるかは、中国の経済状態によるのではないか。



アメリカの金融引き締め策もあり、来年は、今年のようにはいかないかもしれないし、いけるかもしれない。神のみぞ知るというところか。



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