kabukabumanさんのブログ
11度の個人売り越し額は過去最大
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
11度の個人の売り越し額は月単位としては過去最大で2兆円を超えていますが
その反面、外人の買い越し額は今年4月の2兆6800億円を上回る可能性があります。
(11月は第5週まであるので来週の木曜日に結果が分ります)
つまり個人の売りをそっくり外人が買い取った計算になるのです。
外人の買いがここまで増加した要因は
急激な円安によって日本株の割安感が高まったことだと思いますが
この傾向は来年も続くという見方が多く
来年は日本に加えて欧州にも資金が向かうのではないかと言われています。
因みに過去の傾向として外人の日本株保有期間は平均3ヶ月程度なので
外人の大幅な買い越しが2ケ月以上続いている局面で買い向かうのは
あまり効率が良いとは言えないでしょう。
ですから今が買い時かどうかと言えば個人的にはややリスクを感じてしまいます。
ところで米国の雇用統計は予想を上回り、QE3の早期縮小が視野に入って来ました。
昨日のNY市場はこの結果をポジティブに捉えた動きでしたが
長く続いた過剰流動性相場を考えると、まだ一波乱起こる様な気がしてなりません。
ただNY株高、円安というお膳立てが出揃った以上
週明けの日経平均が再び15500円を上回るのは間違いなさそうですが
慎重な見方をすれば絶好の売り場になる可能性もあり
終値がCMEとどの程度乖離するかに注目したいと思います。