前回↓に引き続き…
http://minkabu.jp/blog/show/569677
[ちなみに、前回までのあらすじ]
あさっての投資家の目の前に強大な相手が立ちはだかる!
緊張が走る。怒号が鳴り響く。
繰り広げられる、恐るべき駆け引きの数々。
バカなあらすじはこの辺にしておいて、
驚愕の後半が今、ここに幕を開けるッ!
え~っと、前回の投稿で何を言っているのか分からないって??
うん、ちょっとまってね。
説明するから
長期投資家にとって、投資対象の不確定要素は様々。
急な景気の変化とか、流行の移り変わりとか、
資源価格や為替、国内外の政策や法律の変更などなど ![]()
そんな様々な不確定要素の中で、どうも私に縁があるのが
子会社化、合併、MBOだ。
困った事に (==;)
たとえば、生まれて初めて投資した、
石油精製業の新日石。(ミニ株だけどね)
元々 日石と三菱石油が合併してできた会社だけど、
その新日石は新日鉱HDと合併して、今やJXホールディングスだ ![]()
セブンイレブンなんて、グループ会社と統合して
セブン&iホールディングスになったし、
ドトールなんて、日本レストランシステムと合併して
ドトール・日レスHDになっちまった ![]()
そして、クレジットカードのOMCカード。
これは他のクレジットカード会社と合併してセディナになり、
最終的には三井住友FGに吸収合併された ![]()
Oh、なんてこった。
もともとはOMCカードを単元株保有していたが、
株式交換で今はそれが三井住友FGの端株に化けたんだ(笑)
極めつけは不動産情報のchintai。
エイブルと合併し、最終的にはMBOして上場廃止になりやがった ![]()
おいおい、くっついたり 吸収されたり 上場廃止したり …
も~、いいかげんにしなさい!
…というわけで、他の企業が触手を伸ばすか否かは、
私にとって正に駆け引きなのである。
そして、実際に他の企業が動いた場合、
こちら側で阻止する手段はほぼない。
大株主じゃないし、株を買い占めるわけにはいかないからね!
(みなさん、あさってファンドはこんな吸収合併やMBOを阻止するため
資金を募っております。ぜひ投資を!)
ではなぜ今回の駆け引きの相手がエステーなのか?
それはフマキラーの大株主だから。
ざっくり経緯を説明しよう。

もともと、アース製薬がフマキラーに対して敵対的買収を仕掛けたが、
エステーがフマキラーに助け舟を出して失敗 ![]()
結局、アース製薬の保有するフマキラー株をエステーに売却して、
エステーがフマキラーの大株主になったのだ ![]()
つまり、フマキラーを子会社化や合併する可能性は、
エステーが最も高い。
もちろん、エステーがこのままの関係を続ける可能性も十分ある。
こうして私は、フマキラーの業績や株価だけでなく、
エステーとも駆け引きを強いられるのである。
(もちろん、フマキラーとエステーの有効な業務提携なら大歓迎だけど)
ぴよぴよ、エステー ![]()
私にとっては強大な駆け引きの相手。
いたいけな小鳥の姿にだまされてはいけない!