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凸版印刷が希薄化の影響を極力抑える転換社債を800億円発行
凸版印刷は、ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債=CB)を合計800億円発行するそうです。
CB発行は7年ぶりで、有利子負債を返済するほか、同社が戦略的に強化する医薬品や食品向け高機能包装フィルムの新工場建設など成長投資に充て、収益拡大につなげるようです。
2016年を満期とする3年債と、2019年を満期とする6年債で、それぞれ約400億円を調達し、払込日はいずれも12月19日(ロンドン時間)だそうです。
利率はゼロとし、3日に決まった転換価格は1094円とのことです。
同社は主力の印刷事業が伸び悩む中、世界シェアで首位を握り、付加価値の高い高機能フィルムを成長分野として強化しているそうです。
調達額のうち、250億円程度を来春竣工を予定する群馬工場の建設資金に充て、海外生産拠点の拡充に約150億円を使うようです。
一連の投資により、2018年3月期に同事業の売上高を年500億円増やす計画で、残りは社債の返済などに回す予定だそうです。
同社ではCBの転換価格は時価を上回る水準になるように設定しており、一定期間、株価が転換価格を上回らないと、転換ができない条項も6年債にもうけたそうです。
希薄化の影響を極力、抑えることで既存株主に配慮するようです。
思惑どおり、希薄化の影響が少ないといいですね。
7911:842円
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関連銘柄:
TOPPAN(7911)
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