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日銀の金融緩和拡大観測で1ドル=103円!アベノミクス相場

ドル・円相場はあっさり1ドル=103円台に突入し、もはや年内の105円台まで視野に入ってきたかもしれません。ユーロも5年4ヶ月ぶりに1ユーロ=140円の壁を突破しています。日経平均にしても年初来高値を更新するなど、円安・株高といったアベノミクス相場が続いています*。:゚+(人*´∀`)+゚:。

ゆきママも昨日の記事でISMの結果次第では103円台もありえるとの指摘はしていましたが、実際に103円突入のきっかけとなったのは、日銀の金融政策に絡んだ報道でした。一部報道によると、「日銀は一段と景気を刺激するための緊急時対応策に取り組んでいる」、「選択肢として国債やETFの購入が含まれる」とのことでした。

思わぬところから一段高となったわけですが、それにしても何故こういった円安・株高といった流れがここ最近活発になっているか?という質問も多いので、この流れを生み出している決定的な要因について、今日は少し解説しておきます。もちろん、普段から私のブログを読んでいる方や為替相場に詳しい方は必要ないと思いますので、読み飛ばしていただければと思います。

この流れを作り出している要因として、まず1つはアメリカ連邦準備銀行(中央銀行の役割)が行っている月額850億ドルの債券購入措置を、近い将来に縮小する予定であるというのが挙げられます。

この債券購入措置はいわゆる量的緩和策(QE)と呼ばれ、今現在アメリカで行われている量的緩和の第3弾(QE3)が来年初めに縮小(テーパリング)を開始すると見られています。

量的緩和というのを単純に言ってしまうと、市場にお金をほぼダイレクトに供給することで、市場(国)全体のお金まわりを良くしようという政策です。まぁやはり不景気になるとモノがあまり売れず、企業も減収・減益、そうなると賃金が下がってさらに何も買えなくなり、モノが売れず・・・といった悪循環を引き起こしてしまうので、それを防ぐためにたくさんのお金を供給して経済をまわして行こうという試みですね゚.+:。゙d(・ω・*)ネッ゚.+:

ただ、景気が上向いた後もこうした政策を続けていくと、インフレからバブルといった状態になり暴走してしまうので、そろそろ止めようかというのがアメリカの現在の状況です。つまり、アメリカは市場に供給していたドルを引き上げていくため、ドルの価値が増してドル高という流れになっています。

そしてもう1つ、日本においては4月からの消費税増税に伴う景気の悪化に対して、さらなる緩和策が追加されるのではないかとの見方が強まっています。

日本はアメリカとは全く逆で、今年から量的緩和策を実施し始め、来年にはその第2弾が開始されるのではないかとの見方が強まっているため、円が市場に大量供給されるとの観測から、円の価値が下落して円安相場を演出しています。

というのがここ最近の円安・ドル高の流れなんですねv(。`・∀・。)v 日米の金融政策の違いというのは今後も強く意識されてきますので、覚えておくと相場の流れを読みやすいと思います。


簡単にこの相場の要因についてわかったところで、昨日今日のドル・円相場と今後の展望について考えていきたいと思います。

昨日の海外市場は、1ドル=102.40~103.10円台で堅調な推移となりました。欧州市場では、日経先物や米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となり、大きく上値を伸ばしました。雰囲気的にはリスクオン(選好)ムードが強く、円全面安の展開となりました。


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