負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望145



今年最後のFOMCが、12月13日に開かれる。最後のFOMC前の失業率は12月6日である。さて、今年最後のFOMCで、緩和縮小がありえるのか?実際のところはわからないが、その可能性は少ないのではないだろうか。緩和縮小が騒がれるのは、年末前の利食いのためといったところか。ダウは史上最高値を更新している。理由は、FRBの緩和策が、どこまで続くかわからないからである。企業業績がよかろうと、株の買い手がいなければ、株価は下げるのであり、業績が悪かろうと、買い手がいれば、株価は上がるのである。



実態以上に、過大評価されているのであれば、モヤが晴れれば、実際の姿が現れることになる。緩和縮小が、モヤを晴らす要因となる。そうであるならば、FOMC前は、ポジションの整理のための期間となる。そうであるならば、株は散々買われているので、売りとなる。現状では、利食いの時は、買いであるので、おそらく、それほどの下げはなさそうである。しかしながら、円は安値方向に動く可能性が有り、そうでるならば、日経平均はそれほどの動きがないのではないか。



 



今週は、最後のFOMC前の週である。それと、ECBの政策金利があり、イングランド銀行の政策金利があり、ついでに、豪準備銀行の政策金利がある。波乱含みの週である。ユーロは、利下げから、上げてきている。ECB前に利食いが出るのではないかと考えている。1.3600まで戻っており、1.3400あたりまで、下げてくるのではないかと考えている。しばらくのあいだは、1.34001.3600を中間値としたレンジ相場となるのではないかと考えている。豪ドルは面白いところまで、下落してきており、0.9100である。レンジ相場であれば、このあたりで戻りを試してきそうである。一旦、0.9000割れもありそうである。



 



おそらく、今週と来週とが、今年最後の取引になりそうであるが、年末年始のアゲアゲ相場のための仕込み時かとも考えている。相場の下げ要因も見当たらないなか、上げ相場に少し不安を感じながらであるが、まだ、世の中が株買い一辺倒というほどでもなさそうなので、もう少しぐらいは、買いで稼げそうだと思っているところである。



 



<為替相場>



ドル円    100.80104.20



ユーロ円   137.20140.20



ユーロドル  1.34001.3650



ユーロ、イギリス、オーストラリアの各国中銀の政策金利がある。最後のFOMC前のアメリカ失業率がある。ただし、最後のFOMCでは、金融縮小はないと考えている。年始めには、アメリカ債務上限の儀式が待ち構えており、ここでの緩和縮小が、果たして何らかの意味があるのだろうか。FRBの金融政策が、雇用と関係しているのは、確かであるが、縮小策への転換が、景気悪化の引き金になる可能性がある。ドル撒き散らしの上に成り立っている景気の回復である。要因がなくなれば、結果も変わってくるのである。



<株式相場>



日経平均  1535016000



今週こそ、16000越えか?円が急に活気だし、102を突破してきた。おそらく、FOMCとの関係での動きではないか考えている。



しかしながら、FOMCが要因であり、円安が、ドルの撒き散らしの終了を見込んでの動きであるならば、円安、株安もあり得る。



どうせなら下げてもらいたいところであるが、買いの手が入ってくると予想されるので、底堅そうである。下げれば買いたいところである。

 

チュウチュウタコかいな。



2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件

韓国と違って日本を売り崩すのは、現状では難しいと考えています。

日本は、外貨を溜め込んでいるので、円安があまりにも進むのであれば、おそらく、円買い介入をしてくると考えています。

おそらく、90~110ぐらいのレートを考えているのではないかと考えています。

債務を削減することは現状では不可能であり、アベノミクスで、税収がそれほど上がるとは考えられないと思っています。

1000兆円の借金をどこまで、引っ張るのか。税金の強制徴収ぐらいしか手はないかと考えています。

(退会済み)

モウ山先生こんばんは、^^7

 

円が長期間ヘッジファンドのターゲットになりそうだな~と最近感じています。

円売り介入は出来ても、円買い介入は難しいので、

大幅な債務削減を行わない限り、

通貨安からくる悪い円安の流れは続きそうです。

日本の政治家と官僚には問題を解決できる能力が無さそうなので、

相場で儲けた銭の一部を金に変え、銭を自衛しようと考えています。

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