木下 晃伸さんのブログ

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【投資脳のつくり方】トヨタ、9年ぶり減収減益

●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。

スケジュール
5月25日(日)から5月28日(水)まで韓国。
6月1日(日)から6月4日(水)までマレーシア。
6月11日(水)から13日(金)まで藍澤証券さんセミナーで、大阪、京都、神戸。

そして、6月15日(日)から6月20日までカナダ。


なんじゃこりゃ、、、スケジュール帳を眺めながらふと思いました。

雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。


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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.トヨタ、9年ぶり減収減益
2.中東からマレーシアへの投資が加速
3.本の目利きめざせ

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1.トヨタ、9年ぶり減収減益


 ●トヨタ自動車が9年ぶりとなる減収減益を発表

 ●円高だけで6,900億円の営業減益要因

 ●世界販売台数は906万台と過去最高を更新するが、伸びは鈍化


トヨタ自動車は2009年3月期の連結決算で9年ぶりの減収・営業減益となる。本業のもうけを示し、為替の影響などを反映する営業利益は1兆6,000億円と前期に比べ30%減少する。急速な円高・ドル安や原材料価格の上昇が直撃するため。

私はトヨタ自動車に対して非常に強い関心を持っている。企業のあり方、強い組織、見習うべき点は本当に多い。元副社長大野耐一さんが書かれた「トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして」は今から30年も前に書かれた本だが、いまなお輝きを失っていない。熟読した駆け出しアナリストの頃を昨日のことのように思い出す。

しかし、投資対象として魅力があるか、と問われれば、あえてトヨタ自動車に投資をする意味を見いだせないのが実情だ。むしろ、苦境に喘いでいる米ゼネラル・モーターズ(GM)に投資対象としては魅力を感じる。いわゆる「バリュー株投資」だ。

トヨタは新興国市場でそれほどの地位を占めていない。好調と言われる中国では、GM12%・トヨタ5%、ロシアでもGM9%・トヨタ6%と後塵を拝している。さらに、販売台数248万台を誇るブラジルに至ってはかなり厳しい。ブラジルはGM21%に対し、トヨタは3%にすぎない。

北米部門の大幅赤字に目処がつけば、GM は新興国需要の好調から株価が上昇する可能性がある。トヨタ自動車を通じて、世界株を見ると、投資対象が大きく広がる。



2.中東からマレーシアへの投資が加速


 ●マレーシア従業員積立基金(ERP)が保有株式を中東金融に売却

 ●売却価格は38億7,600万リンギット(約1,280億円)

 ●中東からマレーシア金融分野への投資として過去最大となる

マレーシアの従業員積立基金(EPF)は8日、82%を出資するマレーシア第4位の金融グループ、RHBキャピタルの株式25%をアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ・コマーシャル・バンク(ADCB)に売却する契約を結んだ。中東からマレーシア金融分野への投資として過去最大。

マレーシアはイスラム国家であり、投資対象としても魅力が高い。6月初旬の訪問に向けて準備をしているところだ。RHBキャピタルへの取材申し込みも行なっており、実現すれば絶好のタイミングで取材できることになる。

マレーシアには、資源関連企業もある。国家単位としても魅力が高い。現地取材を行ない、魅力をしっかりとこの目で見つめてきたい。

なお、5月末の韓国、6月初旬のマレーシア訪問をふまえ、6月11日(水)から6月13日(金)までの3日間、大阪、京都、神戸の三都市で日経ビジネス協賛によるアジア株に強い藍澤証券主催の「アイザワ三都資産運用セミナー」に講師としてお話しさせていただく予定だ。

アジア株のみならず、世界に投資をする魅力をお伝えできればと考えている。ご興味ある方は下記をご覧いただき、お申し込みいただければ幸いだ。
(参加費無料)http://www.terunobu-kinoshita.com/aizawasec-seminar.pdf 



3.本の目利きめざせ


 ●大宅賞作家、野村進氏に聞く、「本の目利きめざせ」

 ●情報をうまく収集するには?? 

 ●価値のある1冊精読を


「千年働いてきました」(角川書店)などのベストセラーで知られる作家野村進氏が語る、情報をうまく収集する方法には、うなづくことが多い。実際に私も実践していることもあり、改めてこれでいいんだ、と確認ができた。

●本は図書館で借りるより買う方が良いという。野村氏は「本を買うのにお金を惜しむな」と強調する。(中略)本に傍線を引いたり書き込んだりするのをためらうべきではない。「資料用の本は乱雑に扱え」というのが野村氏の持論だ。

●野村氏が忙しいビジネスパーソンに勧める読書法は「熟読の価値がある本を1冊じっくり精読すること」。

●情報を集めるには人に会って話を聞くことも必要になってくるだろう。自分に必ずしも知識がないことをその分野に詳しい相手に聞くことになるが、愛想良く相づちを打つだけでは先方に見透かされる。「知ったかぶりをしないで話を聞期、相手に関心をもっていることを伝えること」が大切だ。

私も本は乱雑に扱う。買った瞬間にカバーを取り外し、右手にはペンを持ちながらぐりぐり書き込む。また、私も最後まで読む本は意外と少ない。結局は1冊を精読して得られた知識が役に立つ。その1冊に出会うために、何十冊もざっと目を通す、ということだ。そして、得られた知識を人と会い、ディスカッションすることで知恵に変わっていく。この循環を普段の生活の中に組み入れると、自然と情報は集まるように思う。


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