2週間で1300円上昇した日本株。
短期的な過熱感から下落リスクが警戒されているが、
今週は大きく調整することなく、底堅く推移。
そして早ければ今週、遅くともSQ週までには
1万6000円を突破すると予想する。
相変わらずダウは日々史上最高値更新で過熱感の極み。
しかしドル円が堅調なうえ、新たな資金の流入で、
ダウの下落に日本株が反応しなくなっている。
よってダウが暴落しない限りは、
日本株への影響は軽微なので気にしない事にした。
で、もとに戻って日本株。
上げる下げるは、好材料と悪材料の引き算だ。
ここしばらくの日記を見返してもらうと分かるが、
日本株もドル円も好材料続き。
金曜日にはGPIFの債券35%へ低減という話も出て
(海外勢へのインパクトとしては十分すぎるほどで)
もはや鬼に金棒という状態に等しいと思っている。
かたや悪材料は短期的な過熱感や5月高値の上値抵抗位しかない。
信用返済期日も過ぎたし、ヘッジファンドの決算売りも
例年在るのか無いのか分からない程度にしかない。
増税前の利食い売りはあるとしても12月半ば以降だろう。
で、ここで日経平均のチャートを見てみる。
▼三角持合いを上放れた日足チャートはかなり力強い。
チャート的には1万5942円を易々と超えていきそうに見える。
▼20年のスパンでチャートを見ても、
バブルの史上最高値を起点とした上値抵抗ラインを上放れしそうだ。
そして、下落リスクを気にする日本人とは違い、
外国人はさらなる上昇に自信を持っているようだ。
半年間の三角持合いを上放れた日本株。
欧米株に比べ出遅れ、2000~3000円のギャップ。
賃上げ観測によりアベノミクスを再評価。
ドル円100円超えによる業績上振れでさらなる割安感。
日本株は昨年の11月後半から5月23日の高値まで
ほとんど調整らしい調整をすることなく7000円以上上昇した。
そんな調整なしで7000円上げてきた末の5月と
2週で1300円上げたばかりの今を単純に比較するのは、
とてもナンセンスなようにも感じはじめた。
先物の手口を見ても、
適度に利食いがあり、うまくガス抜きが出来ている。
こんな風に色々と見ていくうちに、
現状が過熱しているようには見えなくなってしまった。
だから難しく考えることなく、大きな流れに身を任せようと思う。