バラの会さんのブログ
『日経平均株価15000円台回復』
6か月かけて回復
漸くはっきりとした足取りでレンジを上に抜けてきました。次の目標値は言わずと知れた5月に目指した16000円ということになります。
しかしこの時の足取りはあまりに早く、自動車で言えば制限速度をはるかに超えるスピードで疾走していたようなものです。
この時、無理やりサイド・ブレーキを踏んだのが長期金利であり、おかげで車はスピンし大惨事となりました。まだ記憶に新しいところです。
長期金利は安定
しかしこの時と異なり今は日本の長期金利は極めて低位で安定しています。あれからずっと続く日本銀行の債券買取オペが功を奏しているようです。
さすがに金曜日にいくらか長期金利は上昇したようですが、それでもまだ0.6%台を維持しています。 気を付けてみておく必要はありませんが、今はまだ大丈夫のようです。
ボラティリティに注意
それともう一つ注意してみておく必要があるのは、日経平均のボラティリティです。
どちらかというと、これはスピンし始めてから注視しなければならない指標ですが、今のところこれもまだ25%台です。
少し警戒が必要なレベルではありますが、月曜以降の展開次第では、再び低下してくる可能性もあります。 そうなれば上昇は長続きするでしょう。
逆に一気に30%を超えてくるような動きとなると警戒が必要です。利益の確定を早めつす、ポジションを絞り目にトレードした方が良いでしょう。
裁定取引はまだ増加中
最後に5月23日から3週間にわたる急落(結局は6月限先物が終了するまで暴落は続きました)の原因となった裁定取引の現状を見ておきましょう。
かなり増えてきましたが6月にはこれが29億株を超えていました。12月限が終了するまではまだ3週間あります。
今週はまだ上昇トレンドが継続される可能性が高そうです。
<了>