NY市場の動きは強い。
16000ドル乗せを指呼の範囲に捉えた。抜くのは時間の問題だろう。
昨夜のCME日経先物は遂に15070円と15000円台を回復した。前日より200円の大幅高だ。
上昇のピッチが早くなっている。
11月5日に信用規制緩和になったが、まさかあんなに空売りが入るとは想像外だった。
空売り残の推移を見て欲しい。空売り比率30%を超えた日もあった。今でもまだ28%台と高い。
11月5日の日経は高過ぎる株価位置ではない。まだどちらかと言えば安い方だ。
そんな位置で30%に達する空売りを入れるなど、買い方から売れば「飛んで火に入る夏の虫」、垂涎の的になる。
空売り比率はhttp://www.tse.or.jp/market/data/karauri/index-market.htmlを参考にしてね。
危惧したとおり株価は急騰し米国株は新高値を更新し、日経もその後を追っている。
更に為替が援軍を送って来た。ドル円はついに100円大台に乗せた。円安は進んでいる。
「空売り規制緩和」だけで安易に空売りを入れると「踏み上げ」という恐ろしい手を使われる。
今日辺り「買い戻し」の嵐になるかも知れないね。
空売りの時期はNYダウの勢いが止まらないうちは避けた方がいい。
信用取引で大損をする最大の理由が「空売りの踏み上げ」なんだよね。
買い戻す以外に逃げられない「空売り」、その恐ろしさはベテランほど骨身に浸みて知っている。
素人個人投資家に「空売りの勧め」から教える株式セミナーもあると聞いている。
下落相場でも買いで十分利益を稼げるんだよ。危険な空売りに素人は絶対に手を出さない事を切に願うものである。