S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)がフランスを1段階格下げして「AA」に下げました。
経済成長の見通しが芳しくなく、財政改善が難しいという見方をしているそうです。
なお、フランスのCDSは以下のように推移しています。
(出典:Bloomberg)
CDSは1年にわたって低下傾向にありますので、
これだけ見ると信用リスクが高まっているような印象はありませんが、
今後何か変化が出てくるのでしょうか。
個人向け社債でフランス政府系金融機関が発行するものはありませんが、
欧州経済全体に関わる話でもありますので、
引き続き注視していきたいと思います。
---以下引用---
(出典:Bloombergより「フランスを「AA」に格下げ、低成長が財政改善の足かせ-S&P」 )
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、フランスの信用格付けを引き下げた。
低成長が財政改善に取り組む政府の足かせになるとの見通しを示し、
オランド大統領の改革の成果に疑問を投げ掛けた。
外貨建てと自国通貨建ての長期格付けは1段階引き下げられ最上級から3番目の「AA」となった。
S&Pは2012年1月にフランスの格付けを最上級の「AAA」から「AA+」に引き下げていた。
フランスが金融危機後のリセッション(景気後退)からの回復に苦戦している状況が浮き彫りになった。
オランド大統領の労働法や所得税改革はフランスの競争力低下に歯止めをかけられていないと、
欧州連合(EU)の欧州委員会が5日の報告書で指摘していた。
S&Pは発表資料で、格下げは
「税制および製品、サービス、労働市場に関する財政および構造改革への
仏政府の現在のアプローチが同国の中期的な成長見通しを大きく改善させることはないとの
当社の見解を反映したものだ」
と説明。
「既に高い税水準をさらに引き上げる政府の一連の動きが財政の柔軟性を損なっている。
総支出を大きく減らす政府の能力も欠けている」
と指摘した。
フランスは7月にフィッチ・レーティングス、
昨年11月にムーディーズ・インベスターズ・サービスの最上級格付けを失った。
欧州委と仏政府は今年の成長率を0.2%、来年を0.9%と見積もっている。
2015年位は1.7%に加速する見込み。
---以上、引用---